色合いは完全な琥珀色になっていて、外観からはピークアウトしてそうに見えるが、香りや味わいにはフレッシュな酸も感じられ、甘味とのバランスが良く、今がまさにピーク。香りは、トップノートは果実香主体で、熟したグーズベリーや青リンゴ、洋梨のコンポートなど、あっさりとした爽やかさが感じられる。ミドルノートには蜂蜜や焦がしキャラメル、カスタードクリームなどの熟成香が程良い強さで感じられて心地良い。口に含むと、アタックから青リンゴのような爽やかな酸味が印象的で、熟した甘味もあるが、酸味のほうが勝っていて比較的スッキリとした味わい。酸味のせいかボディもライト寄りに感じられ、余韻もキレ良くスッと引ける。余韻まで青リンゴの風味は残り、わずかにカスタードクリームのニュアンスも出てくる。見た目の第一印象から打って変わり、終始くどさの無いエレガントなワインで、一貫性があり好感が持てる。

プイィ・ロシェ
Pouilly Loché
ドメーヌ・ジルーは、19世紀中頃から続く歴史ある家族経営のワイナリーで、1973年に5代目のイヴ・ジルーが設立しました。2012年には息子のセバスチャンに代替わりし、現在に至ります。6.8ヘクタールの所有地は、化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤を一切使用しないリュット・レゾネを実践する、実質ビオロジー栽培です。以前はフランス国内での販売が主でしたが、現在は輸出にも力を入れています。ドメーヌ・ジルーのプイィ・ロシェは、ソーヌ河流域を見渡す東向きの斜面、標高200~250mに位置する区画「オー・ビュシェ」で栽培されるシャルドネ100%から造られます。陸性気候の影響を受け、秋の日照に恵まれたこの地は、シャルドネの栽培に理想的な環境で、隣接するプイィ・フュイッセと類似したテロワールを有しています。樹齢は1964年植樹の古木から2005年植樹のものまで様々で、ギュイヨ・サンプル仕立てで栽培されています。7000~8000本/haという高密度な植樹により、ブドウの凝縮感が高まります。収穫は2010年以降、手摘みで行われています。醸造においては、ゆっくりとプレスした後、天然酵母による低温発酵を行います。その後、シュール・リーを行いながら、ステンレスタンクで11ヶ月間熟成させ、マロラクティック発酵も実施されます。瓶詰め前の8月末に軽い濾過が行われ、リリースされます。プイィ・ロシェは、プイィ・フュイッセと似た特性を持ちながら、よりしなやかでフルーティーなスタイルの辛口白ワインに仕上がります。
3,994 円~
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シャルドネ:100%
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加工・ドライフルーツ

発酵・乳製品

蜜

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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
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¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2024年12月09日