ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・レ・クルー・エメ

ドメーヌ・ド・ヴィレーヌは、あのロマネ・コンティの共同経営者であるオベール・ド・ヴィレーヌ氏が1971年に設立したドメーヌです。DRCの経営を継ぐように父から指示される以前、彼は自身の力を試すべく、ブルゴーニュの中心地からは外れたコート・シャロネーズ地区のブーズロン村を選びました。そして、この地でアリゴテ種のポテンシャルを見出し、高品質なワインを生み出すことで、ブーズロン村をアリゴテ種唯一の村名AOCへと導いたのです。現在は、甥のピエール・ド・ブノワ氏がワイン造りの中心を担っています。「ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ・レ・クルー・エメ・ブラン」は、複数の区画のブドウから造られるキュヴェです。ブーズロン村のシャルドネに加え、リュリー村の「レ・サン・ジャック」区画のシャルドネもアッサンブラージュされています。ブーズロンのシャルドネは、白い花の香りと柔らかな質感を、リュリーのシャルドネは、ミネラル感とフレッシュなレモンの香りをワインにもたらします。石灰質土壌の丘陵地で育ったブドウは、南向きの斜面から降り注ぐ太陽の光をたっぷりと浴びて完熟し、しっかりとしたミネラル感を持つワインを生み出します。1986年からビオロジック農法を実践し、テロワールを表現するため、収量制限にも取り組んでいます。収穫はすべて手摘みで行い、選果も厳格に行っています。