ペルサンヌ

フランソワ・グリナンは、かつてピアニストとして活躍していた異色の経歴を持つオーナーです。リヨンから北東へ約1時間のフランス・サヴォワ地方で、2名のナチュラルワイン愛好家と共にワイン造りを行っています。自社畑はヴィル・ボワ村に位置し、山間部の渓谷に点在する標高250mほどの斜面に位置しています。冷涼な風が吹き抜けるため、ブドウはフレッシュ感を保ちながら育ちます。「ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン ペルサンヌ」は、樹齢30年以上のモンドゥーズから造られる赤ワインです。このワインは、サヴォワ地方の方言でモンドゥーズを意味する「ペルサンヌ」と名付けられています。西～南西向きの石灰質土壌で育ったブドウを全房で1週間マセラシオンした後、グラスファイバータンクで10ヶ月間発酵・熟成。その後、600Lの樽でさらに10ヶ月間熟成させています。培養酵母や酵素、補糖、清澄、濾過は行わない、自然派ワインならではの製法で、テロワールを表現しています。モンドゥーズ特有のしっかりとした酸と果実味、複雑なアロマが特徴で、長期熟成によって、より繊細でエレガントな味わいに変化していくポテンシャルを秘めています。