ジェームズ・ベリー・ヴィンヤード

カリフォルニアの若きスター、ジャスティン・スミス氏が率いるサクサム・ヴィンヤーズ。その中でもジェームズ・ベリー・ヴィンヤードは、ワイナリーを代表するトップ・キュヴェです。1980年にジャスティン氏の父が土地を購入したことから始まり、当初はシャルドネやピノ・ブランを植えていましたが、高名な栽培家のアドバイスによりローヌ品種へ転換しました。ジェームズ・ベリー・ヴィンヤードは、太平洋から10マイル、標高1200フィートに位置し、粘土質ロームの表土の下に古代の海底が広がる、独特な土壌を有しています。この畑から生まれるワインは、グルナッシュを主体としたローヌブレンドで、凝縮した果実味とエレガントなスタイルが特徴です。2007年ヴィンテージは、ロバート・パーカー氏から100点満点を獲得し、ワイン・スペクテーター誌の年間TOP100ワインでも第一位に輝きました。サクサム・ヴィンヤーズでは、サステイナブル農法を徹底し、化学肥料や除草剤は一切使用していません。収量は1エーカーあたり2トンと非常に少なく、ブドウの栽培から収穫まですべて手作業で行われています。ワインは、グルナッシュをコンクリートタンクや大型樽で、ムールヴェドルとシラーを小樽で熟成させ、複雑味と豊かな味わいを生み出しています。