マルヴァジヤ

ナンドは、スロヴェニア北西部プリモルスカのゴリシュカ・ブルダ地区に位置するワイナリーです。近年人気上昇中の「オレンジワイン」を手掛け、特にマルヴァジア種のワインで注目を集めています。ワイナリーを代表するワイン「マルヴァジア」は、東向きのオポカと呼ばれるスレート状の泥灰土壌で育ったブドウを使用しています。醸造においては、天然酵母のみで自然発酵させた後、ステンレスタンクで澱と共に15か月間熟成させるなど、自然派の造り手を思わせる丁寧なワイン造りを実践しています。その味わいは、繊細なタンニンと伸びやかな酸が特徴的で、上品な飲み口と長い余韻をもたらします。年々品質を高めている、将来性を感じさせるワインと言えるでしょう。