リースリング ノーブル・レイト・ハーベスト

南アフリカの冷涼なエルギン地区を代表するワイナリー、ポール・クルーヴァーは、オーナーのポール・クルーヴァー氏によって「徹底した質へのこだわり」を理念に運営されています。同氏はエルギン地区のワイン造りのパイオニアであり、この地の発展に大きく貢献した人物です。リースリング ノーブル・レイト・ハーベストは、エルギン地区の中でも特に古い、1987年植樹の区画を含む、厳選されたリースリングを使用しています。貴腐菌の発生は気候条件に左右されるため、生産されるのは稀少で、ヴィンテージが数年空くこともあります。このワインは、貴腐菌が付着したブドウを手作業で選果し、スキンコンタクトの後、プレスされます。発酵は低温でじっくりと行われ、オーク樽は使用しません。そのため、ブドウ本来のピュアな味わいが表現されています。残糖度は177.4g/lと非常に高く、濃厚な甘味を感じられますが、エルギン地区特有の冷涼な気候が生み出す高い酸が、全体を引き締め、バランスの良い味わいに仕上げています。アプリコットやパイナップルなどのアロマ、そして蜂蜜のような風味も感じられ、まさに南アフリカを代表するエレガントな貴腐ワインと言えるでしょう。