シャトー・シマール

シャトー・シマール

Château Simard

シャトー・シマールは、16世紀まで遡る歴史を持ち、サン・テミリオンの頂点に位置するシャトー・オーゾンヌを所有するヴォーティエ家所有のシャトーです。オーゾンヌと同様の哲学で管理され、2008年にはサンテミリオン・グラン・クリュとして認められました。2008年以降は、ブドウの収量を抑え、熟成期間を延ばすことで、シャトー・シマールはより凝縮したワインに仕上がっています。40haの畑は、シャトー・パヴィの下方、シャトー・ラ・ガフリエールに面した緩やかな丘に位置する粘土質土壌で、平均樹齢25〜30年のメルロ80%、カベルネ・フラン20%が育まれます。2007年以前は発酵・熟成ともにコンクリートタンクで行われていましたが、2008年からはヴォーティエグループで使用した樽を20%使用して熟成されています。

4,378  円~

タイプ

品種

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3件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

黒系果実

黒系果実

2 ブラックチェリー
1 ブラックベリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 プルーン
花

2 バラ
ドライハーブ等

ドライハーブ等

1 タバコ
発酵・乳製品

発酵・乳製品

1 醤油
土・森の下草

土・森の下草

1 キノコ
1 腐葉土
焦げ臭

焦げ臭

1 エスプレッソ
1 コーヒー
スパイス

スパイス

2 バニラ
1 黒コショウ
酒類

酒類

1 カシスリキュール

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 濡れた石
1 薬箱
1 コーヒー
1 バラ

ユーザーコメント

グレートヴィンテージながら、その期待値の高さもあってか、ややブドウのポテンシャルが足りず、樽化粧で誤魔化している感がある。15年ヴィンテージのほうがブドウのポテンシャルが高かったように思える。香りは、トップノートにバニラ香がしっかりとあり、ブラックベリーやプルーンのしっかりとした黒系果実に、コーヒーやタバコのスモーキーな樽香も強い。馴染んでくるとバラの香りもしっかりと感じ取れる。口に含むと、香りの印象よりも果実味は中庸からやや控えめで、酸味は強く、少し水っぽいというか、ブドウそのままの味わいに近く、悪く言えばアルコールを含んだジュースのよう。タンニンは滑らかだが、まだ少し存在感がある。余韻は淡くバラの風味がある。金額からしたら十分なクオリティだが、オーゾンヌ所有のシャトーといった期待値の高さからどうしても厳し目の評価になりがち。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2023年08月12日

2000年ヴィンテージは微妙だったが、05年以降はオーゾンヌのチームが管理している影響か、15年は見違えるほどに良い。ただ、樽香はまだ荒々しく、ロースト香が他の要素を隠してしまっている。タンニンは非常に滑らかで気にならず、酸味の強さもあってボディもミディアム程度の軽さに感じるものの、樽のせいで飲み頃とは言えない。香りは終始濃厚なエスプレッソのような強いロースト香が支配的だが、ブラックチェリーのフレッシュな果実香やバラの香り、バニラ、黒胡椒なども感じとれる。味わいもやはりロースト感が強く、果実味や甘味も感じづらい。酸味だけはしっかりと感じられ、ロースト感を和らげてくれている。ポテンシャルは感じられるが、長期熟成向きの作りなので、真価を発揮するにはもう5年は必要そう。

¥.$.

ヴィンテージ:2015年
評価日:2022年10月05日

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