初ソミュール。カベルネ・フラン100%。瓶底にかなりの澱が溜まっていたので結構重いタイプかと思いきやが、ピノ・ノワールに近い軽やかなワイン。非常に野性味の強い香り、味わいで、酸味が非常に強いのが特徴的。香りは、トマトや血肉のニュアンスが特徴的で、クランベリーやマルベリーなど酸味のあるワイルドベリーやなめし革も感じられる。口に含むと、ややライトめのミディアムボディで、果実味は控えめ、甘味はなく、酸味が強く、やや突出している印象で、まさにトマトを食している感覚。タンニンもほとんど感じられず、すでに完全に溶け込んでいる。酸味の強さゆえか非常にキレが良く、余韻はほとんど残らない。クオリティは高いが、これは料理とマリアージュさせて輝くタイプのワインで、ワイン単体だと難しいかもしれない。

ソミュール・シャンピニー レ・メモワール
Saumur Champigny Les Mémoires
ドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴは、1850年設立の歴史あるワイナリーです。ボルドー出身のティエリー・ジェルマン氏が1992年に取得し、ロワールを代表するビオディナミの造り手として名を馳せています。「ソミュール・シャンピニー レ・メモワール」は、1904年植樹のカベルネ・フラン100%で造られます。樹齢100年を超える貴重なブドウから生まれるこのワインは、ティエリー氏が感銘を受けて涙したという逸話を持つ特別な区画のブドウのみを使用しています。テュフォーと呼ばれる石灰質土壌の畑でビオディナミ農法を実践し、馬による耕作を行うなど、自然と共存する丁寧なワイン造りが行われています。手摘みで収穫されたブドウは、選果を経て全除梗され、木桶で発酵。その後、2500Lの大樽で12ヶ月熟成されます。凝縮感のある果実味としっかりとした骨格を持ち、長期熟成にも適した高いポテンシャルを秘めたワインです。
6,692 円~
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カベルネ・フラン:100%
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¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2021年12月11日