カディヤック・コート・ド・ボルドー

シャトー・ラグランジュは、ボルドー地方アントル・ドゥ・メールとカディヤックの境目にあるカピアン村に位置する家族経営のワイナリーです。1990年からラコスト家が運営しており、現当主は2代目にあたるオリヴィエ氏です。家族経営のメリットを活かし、丁寧なワイン造りを行っています。シャトー・ラグランジュが手掛ける「カディヤック・コート・ド・ボルドー」は、メルロ80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%で造られる赤ワインです。カディヤック地区カピアン村の、石灰を含むシルト土壌と砂利質土壌から成る5.2ヘクタールの畑で栽培されたブドウを使用し、有機栽培へと転換中です。ブドウは手摘みで収穫後、小さなケースに入れられ、除梗、破砕を経て、内部コーティングされていないコンクリートタンクで低温浸漬、発酵が行われます。熟成は18ヶ月間で、その内40％は樽が使用されます。チェリーなどの果実のアロマとミネラル感が感じられる、デリケートな味わいのワインです。