アンティノリがボルゲリで作るボルドーブレンド。圧倒的な滑らかさと果実味の強さが魅力的。数年前に別ヴィンテージを飲んだときは、重すぎて胃もたれしそうだった記憶があるが、今回は程良く、クオリティの高さを存分に楽しめた。ボトル内に溜まっていた香りの影響か、抜栓直後と数杯目以降では、アロマとそれを受けての味わいの印象が変わり、最初はキノコや醤油など、旨味成分を感じるポムロルっぽい印象だったが、それらの香りはそのうち薄れていき、カシスやブラックベリー、スミレ、コーヒーといった香りが主体になった。口に含むと、アタックから物凄い滑らかさで、本当にカベルネ主体のワインを飲んだいるのかと疑うほどにタンニンを感じない。また、果実味もかなり力強いうえ、荒々しさはなく、こちらの満足度も高い。ほのかな甘味と穏やかな酸味もバランス良い。アタックこそタンニンを感じなかったものの、やはり含有量は多く、余韻にかけては一口でも舌にタンニンが堆積するのを感じる。タンニンが完全に溶け込むのは相当先になりそう。

グアド・アル・タッソ
Guado al Tasso
イタリアワイン史に14世紀より名を刻む歴史あるワインメーカー、アンティノリがボルゲリで手がける「グアド・アル・タッソ」。畑はフィレンツェから南西に100キロ、海から僅か3キロしか離れておらず、海洋性気候がカベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドなどの国際品種の栽培に適しています。「グアド・アル・タッソ」は、ティニャネロやソライアを生み出したアンティノリの新たなフラグシップワインとして、非常に丁寧に造られています。ブドウは手摘みで収穫され、区画ごとにステンレスタンクで発酵とマセラシオン、オークのバリックでマロラクティック発酵と18ヶ月の熟成を行い、最良の樽だけが厳選されてブレンドされます。瓶詰め後は最低でも10ヵ月以上の瓶内熟成を経てリリースされます。その品質は、ほとんどの年でワイン・アドヴォケイトで90点以上を獲得し、2012年にはワイン・エンスージアストのセラーセレクションで世界第1位に輝くなど、世界的な評価を受けています。
14,025 円~
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余韻の
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¥.$.
ヴィンテージ:2015年
評価日:2021年07月25日