オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ20%のスクリューキャップボルト。8年熟成だがまったく熟成感はなく、さすがはスクリューキャップといった感じだが、想像以上に複雑味があり期待以上だった(値段相応)。新世界ワインというよりボルドースタイルに寄せている印象で、ボルドー好きも安心して飲める。香りはブラックチェリーやブラックプラムの濃く酸味の効いた果実香に、ピンクペッパーのような強いスパイス香がトップノートにあり、タバコやメントールの鼻に抜ける感覚や火打ち石や乾いた肉のような樽のロースト香、そしてインクのニュアンスもある。ややオークチップで香り付けされた感じ、あるいは樽熟成が足らなかったような浮いたロースト香ではある。もしかすると8年熟成したことでほとんど気にならない程度に馴染んでいて、リリースしたては違和感があったのかもしれない。味わいは果実味や酸味、タンニンはしっかりあるものの、骨格をまったく感じさせないミディアムボディでスルスル飲めてしまう。余韻には石灰のような強いミネラル感とタバコやメントールの鼻に抜けるニュアンスが比較的長く続く。

プレリュード・ヴィンヤーズ カベルネ メルロ
Prelude Vineyards Cabernet Merlot
ルーウィン・エステートは、1973年に西オーストラリアのマーガレット・リバーに設立されたプレミアム・ワイナリーです。オーナーであるデニス&トリシア・ホーガン夫妻は、当初週末を過ごすための牧草地としてこの土地を購入しましたが、カリフォルニアワインの大御所ロバート・モンダヴィ氏の助言を受け、ブドウ栽培とワイン造りを開始しました。初リリースから間もなく、その品質は世界で高く評価され、ルーウィン・エステートはオーストラリアを代表するワイナリーの一つとなりました。「プレリュード・ヴィンヤーズ カベルネ メルロ」は、ルーウィン・エステートが手掛けるお手頃な価格帯のワインです。しかし、ワイナリーのフラグシップワインと同様に、マーガレット・リバーのテロワールを反映した上質な味わいが楽しめます。カシスやプラム、ブラックベリーなど熟した果実の香りに、スパイスやチョコレートのニュアンスが加わり、複雑なアロマを形成しています。味わいは、豊かな果実味と滑らかなタンニン、生き生きとした酸が調和し、エレガントな余韻へと続きます。ジェームス・ハリデーやジェームス・サックリングなど著名なワイン評論家からも高得点を獲得しており、その品質の高さが証明されています。
4,290 円~
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余韻の
長さ
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2021年01月05日