シャトー・ピュイゲロー

シャトー・ピュイゲロー

Château Puygueraud

シャトー・ピュイゲローは、シャトー・ル・パンやヴュー・シャトー・セルタンを所有するティエンポン家がフラン・コート・ド・ボルドーに所有するシャトーです。ティエポン家が1946年に購入し、初ヴィンテージとなる1983年まで30年以上にわたり丹念に畑の手入れをしたことにより、素晴らしいワインを生み出すシャトーへと生まれ変わりました。ル・パンと同じ栽培・醸造法を採用し、メルロ主体で果実味・野性味・コクが一体となり、力強く優雅な余韻を持つ長熟のワインとして高い評価を受けています。収量35h/haの低収量で収穫されたメルロ80%、カベルネ・フラン15%、マルベック5%のセパージュで、オーク樽にて12〜16ヶ月熟成させて造られます。厳しい評価で知られるル・クラスマン誌からも「サン・テミリオンの多くの高級シャトーに対抗できる」と絶賛されています。

1,980  円~

タイプ

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アロマチャート

アロマの詳細

黒系果実

黒系果実

2 ブラックベリー
1 ブラックチェリー
花

1 ドライローズ
植物・野菜

植物・野菜

1 シシトウ
1 フェンネル
発酵・乳製品

発酵・乳製品

1 ミルク
土・森の下草

土・森の下草

1 腐葉土
1 トリュフ
1
ナッツ

ナッツ

1 アーモンド
焦げ臭

焦げ臭

1 カカオ
1 コーヒー
1 チョコレート
スパイス

スパイス

1 黒コショウ
1 バニラ
1 リコリス

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 黒土
1 ダークチョコレート
1 バター

ユーザーコメント

樽の効いたフルボディの濃厚なワインで、樽の強さに見合うだけのブドウのポテンシャルもあり、このヴィンテージでも長期熟成が可能なポテンシャルを感じられる。未だ熟成感は無く、わずかながら荒々しさを残しているほどで、タンニンはこなれてきてはいるが、まだ飲み頃にも入っていないのではないかと思われる。香りは、煮詰めたような印象すら抱くほど濃厚な黒系果実の香りを主体に、樽由来のバニラやリコリスの甘いスパイスもしっかりと感じられ、トリュフ香も程良く複雑味が感じられる。埃のようなアーシーさも特徴的。口に含むと、果実味、ロースト感、アルコール度数を感じさせるパワフルなアタック。樽由来の甘味もしっかりとあり、酸味は中庸。タンニンはまだ少し存在感を残すが、あまり気にならない程度に溶け込んでいる。余韻にかけてはバタリーな風味とロースト感が少しだけ荒々しさを感じさせ、樽の馴染み具合的にはまだ飲み頃手前といったところ。2日目には少し落ち着き、ダークチョコレートのほのかな甘味が長く感じられる。金額をはるかに超えるクオリティとポテンシャルがある素晴らしいワイン。

¥.$.

ヴィンテージ:2012年
評価日:2024年04月03日

抜栓直後は荒々しく、熱劣化を疑うほどだったが、しばらくする落ち着き、お値段以上の素晴らしいポテンシャルを見せてくれた。タンニンがまだしっかり残っているので、いずれにしても飲み頃はまだ先で、十分に熟成に耐えられるワイン。荒々しさのあった抜栓直後は、黒胡椒やシシトウのような辛さを感じるような刺々しさがあり、時間が経つとドライローズの華やかな香りやコーヒーの落ち着いた香りが充実してくる。時間経過で香りの印象が大分変わったせいか、結果として非常に複雑みに富んだアロマになった。口に含むと、最初は酸味が際立ってやや難ありに感じる味わいだったが、徐々に果実味が増し、酸味が落ち着き、最終的には良いバランスになった。野菜エキスやコンソメ感のある味わい。タンニンもしっかりのフルボディで、かなり飲みごたえがある。

¥.$.

ヴィンテージ:2010年
評価日:2021年11月25日

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