シャトー・ラ・クロワ・デュ・カス

シャトー・ラ・クロワ・デュ・カス

Château La Croix du Casse

シャトー・ラ・クロワ・デュ・カスは、ポムロール南部の優れたテロワールに位置するワイナリーです。1980年代後半から良質なワインを造り続け、かつてはシャトー・クリネを成功に導いたジャン・ミシェル・アルコート氏が所有していました。現在はカステジャ家が所有し、シャトー・トロットヴィエイユのチームがワイン造りを行っています。9.5ヘクタールの畑は、ポムロールを代表するメルロ90%、カベルネ・フラン10%で構成され、砂利質と鉄分の多い土壌がブドウの品質を高めています。環境に配慮した伝統的なボルドースタイルの醸造で、ポムロールの中でも最高峰のワインを目指しています。ロバート・パーカー氏も「潜在的な掘り出し物」と評するほどの品質を誇り、熟成を経てさらに素晴らしい味わいへと成長するポテンシャルを秘めています。

4,680  円~

タイプ

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2件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

黒系果実

黒系果実

1 ブラックベリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 ドライブラックベリー
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

1 ミント
発酵・乳製品

発酵・乳製品

2 醤油
ミネラル

ミネラル

1 鰹節
土・森の下草

土・森の下草

2 マッシュルーム
2 腐葉土
1 トリュフ
1 枯葉
焦げ臭

焦げ臭

1 ダークチョコレート
スパイス

スパイス

1 バニラ
薬品・化学物質

薬品・化学物質

1 薬箱

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 枯葉

ユーザーコメント

2年前に同ヴィンテージを開けた際には、まだまだ熟成ポテンシャルがあり、ピークは先になりそうだったが、今回は完全に熟成しきってピークを迎えている。個体差はあるだろうが、2年前の状態でも十分に楽しめたので、そろそろ開けてしまうのが良さそう。前回のほうがポテンシャルを感じるものの、飲み頃という点では今回のほうが楽しめ、突出した個性はないが、綺麗に熟成したポムロルを味わえる。香りは、トップノートからしっかりと熟成感があり、枯葉や醤油、乾燥したブラックベリーが感じられ、スワリングすると腐葉土やトリュフも香り立つ。ラストノートは少し甘く、バニラやダークチョコレートのニュアンスも感じられる。口に含むと、果実味は完全に引いて出汁のような旨味に変わっている。甘味はほとんど無く、酸味はしっかりめなのも相まって、エキス感が強く感じられる。余韻もあっさりと枯葉のニュアンスが感じられる程度。タンニンは十分に溶け込んでいてほとんど気にはならないが、少し引っかかりを覚える程度には存在感があり、唯一惜しいところ。

¥.$.

ヴィンテージ:2008年
評価日:2024年11月25日

アタックのインパクトの強さのせいか余韻が寂しく感じられるが、それでも素晴らしいポテンシャルを感じさせてくれるワイン。08年のポムロールはやはり良い。香りは、熟成香が感じられつつまだ若さも残る頃合いで、トップノートにマッシュルームを感じ、少しドライなブラックベリーと醤油や鰹節などの和風な旨味を感じさせる香りがほのかに感じられる。時間が経つとミントや薬箱のような鼻に抜けるノートも出てくる。口に含むと、果実味というのか旨味成分がジワーッと口中に広がる感じでアタックから圧倒される。しっかりとした酸味とほのかな甘味のバランスも良く、タンニンも熟れていてストレートに美味しい。余韻も旨味が残るのだが、アタックのインパクトが強すぎて、相対的に余韻が弱く感じられてしまうが、クオリティが低いわけではない。

¥.$.

ヴィンテージ:2008年
評価日:2022年02月11日

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