セカンドラベルとしても一回り金額も高いわけだが、それに見劣りもせず、グレートヴィンテージでない年でも「この出来栄えか」と唸らせてくれる素晴らしいワインだった。非常にパワフルで、タンニンもまだまだ堅牢であり、もう5年は待ちたいほどのポテンシャルは感じる。初日は、トップノートにダークチョコレートやバニラの甘やかなノートがはっきりとあり、スワリングするとミンティに、そしてアーモンドやクローヴのスパイシーさも感じられたが、二日目は落ち着いたというか逆に閉じた印象で、カシスやインク、黒土の重々しい雰囲気になった。口に含むと、強い果実味と酸味、少しの甘味のあるフルボディのパワフルなアタックが一気に広がる。やはり初日のほうが表情豊かで樽由来の甘味も強く感じるが、二日目は昆布出汁のような旨味が感じられて面白い。味わいは当然美味しいのだが、ややタニックに感じられて飲み頃とは言えない。ファーストよりも甘さ控えめな印象で、早飲み(とは言ってもそんなに早飲みできるワインではないが)するならセカンドのほうが好きかもしれない。

ラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオン
La Chapelle de La Mission Haut-Brion
フランス・ボルドー地方のペサック・レオニャン地区に位置するシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンは、かの有名なシャトー・オー・ブリオンと道を挟んで向かい合う、歴史と実力を兼ね備えた名門ワイナリーです。そのセカンドワインであるラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオンは、ファーストラベルと同様の丁寧な栽培と醸造技術によって生み出される、コストパフォーマンスに優れた高品質なワインとして高い評価を得ています。ラ・シャペル・ド・ラ・ミッション・オー・ブリオンは、グラーヴらしい熟したベリー系の果実味とミネラル感が特徴で、エレガントでありながらもしっかりとした骨格を持つ、魅惑的な味わいです。このワインは、1990年代に誕生して以来、近代的な設備とラ・ミッション・オー・ブリオンの持つ高いポテンシャルによって、常に高い水準を保っています。ファーストラベルと同様の栽培方法で育てられたブドウを使用し、厳しい選果を経て造られるため、セカンドワインでありながら非常に高いクオリティを誇ります。熟成にも向いており、長期熟成によってさらに複雑さと深みが増していく、将来性も楽しみな一本です。
15,191 円~
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ドライハーブ等

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スパイス

薬品・化学物質
味わい
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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2014年
評価日:2022年05月10日