他のワインとは一線を画す複雑さ。まるで酵母がワインの中で生きているかのように温度を感じる。2015年は底が見えないほどの重さだったが、2016年は酸が強く、2015年よりもエレガントに感じる。

シャトー・ペトリュス
Château Pétrus
シャトー・ペトリュスは、フランス・ボルドー地方のポムロール地区に位置する、世界的に有名なワイナリーです。その歴史は19世紀にまで遡り、1889年のパリ万博で金賞を受賞したことで名を馳せました。20世紀半ばにマダム・ルーバがオーナーとなってからは、アメリカのケネディー家やロックフェラー家など、名門ファミリーから愛されるようになり、その名声は不動のものとなりました。ペトリュスを語る上で欠かせないのが、その特異なテロワールです。ポムロールの丘の頂上部に位置する畑は、非常に珍しい黒粘土質の土壌で、これがメルロ種と絶妙にマッチし、肉厚でまろやかなワインを生み出します。さらに、11.4haという小さな畑から、収量を厳しく制限して造られるワインは、年間わずか4,500ケース程度しか生産されず、その希少性から「幻のワイン」と称されることもあります。ペトリュスのワインは、長期熟成に耐えうるポテンシャルを秘めており、熟成が進むにつれてトリュフや湿った土を思わせる官能的な香りが増していきます。力強くも滑らかな口当たりが特徴で、評論家のロバート・パーカー氏をして「ワインというよりも神話の象徴」と言わしめるほどの、唯一無二の存在感を放っています。
499,400 円~
生産地
タイプ
あなたの評価
テイスティングノート
6件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

赤系果実

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

発酵・乳製品

土・森の下草

焦げ臭

スパイス

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2019年12月28日