「百の花の香り」と言われるように、他のリシュブールとは一線を画する豊かな香り。香水にしたくなる。ラ・ターシュよりも花の香りの印象は強い。香りの中にはわずかにしか青苦さがないが、口に含んだ瞬間から通常のタンニンの収斂性とは異なる苦味・渋みを強く感じ、他のワインでは味わうことがない複雑味を感じられる。ピーマンと記述したが青苦さを表したかっただけで、厳密にはピーマンではないが、複雑すぎてどう形容してよいかわからない。

リシュブール
Richebourg
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)は、フランス・ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村を本拠地とする、世界最高峰のワイン生産者です。その歴史は1232年にまで遡り、1869年からは現当主オベール・ド・ヴィレーヌ氏の家系が所有しています。DRCは、ロマネ・コンティやラ・ターシュといったモノポール(単独所有畑)を含む、ブルゴーニュ地方の著名なグラン・クリュ畑を所有しており、そのワインは世界中のワイン愛好家から垂涎の的となっています。リシュブール・グラン・クリュは、DRCが所有する特級畑のひとつで、ロマネ・コンティの畑の北側に隣接しています。DRCはこの畑の最大所有者であり、常に安定した品質のワインを生産しています。「リシュブール」は、「金持ちの町」や「濃厚な村」を意味し、その名の通り、力強く凝縮された果実味と華やかな芳香が特徴です。バラやスミレ、ラズベリー、ブラックチェリーなどの香りが広がり、熟成が進むにつれて、ドライフルーツやトリュフ、紅茶などの魅惑的なニュアンスが加わります。味わいは非常に洗練されており、シルクのように滑らかなタンニンと伸びやかな酸が、長い余韻へと導きます。リシュブールは、DRCが生産する特級畑の中でも、ロマネ・コンティとラ・ターシュに次いで評価が高く、最もブルゴーニュらしいワインのひとつと称されています。
556,600 円~
生産地
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品種
ピノ・ノワール:100%
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赤系果実

花

植物・野菜
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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2019年12月22日