ラ・ガバール・ド・クロワゼ・バージュ
La Gabare de Croizet Bages
シャトー・クロワゼ・バージュは、18世紀初頭にクロワゼ兄弟がボルドー、ポイヤックのバージュ近辺にブドウ畑を購入したことから始まりました。1855年のパリ万博におけるメドック格付けでは5級に認定されています。第一次世界大戦後、ジャン・バプティスト・モノー氏が買収し、その後ポール・キエ氏とベル・オルム・トロンコイ・ド・ラランデ氏に売却されました。その後、キエ家の手によってシャトーと畑の大規模な改修が行われ、息子のジャン＝ミシェル・キエ氏の代に完成しました。現在は、彼の子供たちが運営しています。以前は5級の評価を大きく上回ることはなかったものの、近年品質が向上し、上位格付けに匹敵するワインを生み出しています。貯蔵庫と醸造所はポイヤック南部の高台、バージュの集落にあります。ラ・ガバール・ド・クロワゼ・バージュは、シャトー・クロワゼ・バージュのセカンドワインです。樹齢の若いブドウから造られ、手頃な価格でポイヤックのクラシックなスタイルを楽しめるワインとして人気があります。ブドウの平均樹齢は10年で、12ヶ月間の樽熟成を経て出荷されます。ブラックベリーやカシスなどの黒系果実、バラのアロマが感じられ、柔らかい口当たりながら、格付けシャトーらしい気品を備えています。ポイヤックの中では比較的早く飲み頃を迎えるスタイルで、全要素のバランスがとれており、抜栓後の時間の経過とともに一体感が増していくのが特徴です。
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