パワフルさと複雑味が魅力的で、ブドウ自体のポテンシャルの高さを感じられる素晴らしいワイン。香りはすでに熟成のヒントが感じられ、トップノートから腐葉土やトリュフの香りがかなり強めに感じられ、プルーンやブラックチェリーのリキュールなどの濃厚な果実香もある。それらの香りが強いため、エスプレッソのような深煎のロースト香すら霞むほど。口に含むと、アタックからプルーンのような甘味を伴う強烈な果実味があり、一拍置いて強い酸味も感じられてブラックチェリーの味わいが強まる。タンニンは非常に滑らかで丸みもあり、一口飲んだだけではほとんど気にならないほどだが、さすがに数杯飲むと舌に堆積し、まだまだ溶け込んでいないのがわかる。余韻まで果実味が持続しつつ、余韻はしっかりとエスプレッソの風味が感じられる。グレートヴィンテージにも劣らないくらいのポテンシャルが感じられるヴィンテージで、熟成にも期待できる。

シャトー・デュ・ドメーヌ・ド・レグリーズ
Château du Domaine de L'Eglise
シャトー・デュ・ドメーヌ・ド・レグリーズは、ポムロールに位置する歴史あるシャトーで、フィリップ・カステジャ氏率いるボリー・マヌー社が1972年以降所有。特に1990年代以降の品質向上が際立ちます。ポムロール最古の畑には、メルロ95%、カベルネ・フラン5%が植えられています。それぞれの品種はステンレスタンクで醸造され、その際には区画ごとに選別が行われ、温度管理も毎日細かく調整されます。熟成庫は地下にあり、フランス産のオーク樽を使用し、新樽比率は約60%で16か月熟成されます。出来上がったワインは、心地よい果実味と洗練されたエレガンスを感じさせます。カステジャ家の手により、シャトー・デュ・ドメーヌ・ド・レグリーズはその歴史と品質向上において注目されています。
6,699 円~
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アロマチャート
アロマの詳細

黒系果実

加工・ドライフルーツ

植物・野菜

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

発酵・乳製品

土・森の下草

ナッツ

焦げ臭

スパイス

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2023年01月24日
少し枯れてきたような熟成感が感じられ、タンニンもこなれてきているが、強い果実味は健在で、果実味好きには最高の飲み頃。香りは複雑で、特に海鮮醤のような独特の香りが印象的。果実味が強いためにバランスが取れて非常に美味に感じるが、08ヴィンテージは果実味が足らずに、香りの癖が気になってしまってイマイチだったので、個人的にはヴィンテージとタイミング選びが難しいワインかもしれない。

¥.$.
ヴィンテージ:2009年
評価日:2020年11月06日