抜栓直後は、香りも味わいも完全に飲み頃を過ぎた終わったワインだったが、開いてくるとみるみるうちに復活を遂げて、十分に楽しめる熟成ボルドーとなった。いずれにしても飲み頃終わりは近い。香りは、最初のうちはカシスの香りはしっかり感じられるものの、大地香と使い終わった木炭のようなスモーキーだけどスカスカな印象が強く、開いてきてからも若干鼻につくのは否めない。開くと黒糖やミルクのような甘味を感じる香りが主体的になり、しっかりと熟成ボルドー感が楽しめる。味わいはミディアムボディで全体的に儚げな印象だが、タンニンの存在感が強く、ややバランスには欠く。開いてくると、味わいにもやはり黒糖のような甘味が出てくる。

シャトー・オー・ベルジェ
Château Haut-Bergey
シャトー・オー・ベルジェは、フランス・ボルドー地方のペサック・レオニャン地区の中心に位置する歴史あるワイナリーです。その起源は15世紀にまで遡り、1700年にはボルドー議会議員のジョン・フランシスクレス卿によってブドウの植樹が行われました。1991年にシルヴィアン・ガルサン=カシャール夫妻がオーナーとなって以降、近代的な設備投資や有機農法への転換などにより、ワインの品質は飛躍的に向上しました。現在では、息子のポール・ガルシン氏やコンサルタントのアラン・レイノー氏らと共に、ペサック・レオニャンのテロワールを最大限に表現する高品質なワインを生み出し、評論家からも高い評価を受けています。ワイナリーはガロンヌ川由来の砂利と粘土が主体となった土壌を持つ40ヘクタールの畑を所有しており、赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドに加え、白ワイン用のソーヴィニヨン・ブランやセミヨンも栽培しています。ブドウは手摘みで収穫され、2度にわたる厳格な選果が行われます。醸造は温度管理されたステンレスタンクで行われ、熟成には新樽も一部使用されます。こうしたこだわりが、エレガントさと力強さを兼ね備えたワインを生み出しています。
3,780 円~
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黒系果実

ドライハーブ等

発酵・乳製品

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スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2003年
評価日:2021年01月08日