果実味重視で、早くから楽しめるスタイルのワイン作りをしているドメーヌとのことで、こちらの9年熟成ものも果実味しっかりの出来だった。香りは、最初は非常にフローラルな印象で、バラとラベンダーのアロマが香り高く、タイムやローズマリーなどのハーブを伴って庭園を思わせるようなアロマ。紅茶やなめし革、二日目にはイチジクといった熟成香も出てきていて、落ち着きもあり、果実味を堪能するにもちょうどよい頃合い。口に含むと、完熟したストロベリーやイチジクを思わせる強めの果実味とバランスの良い酸味があり、タンニンも少しだけ存在感があるミディアムボディ。余韻は儚げだが、チョーキーなミネラルをわずかに感じられる。

アロース・コルトン プルミエ・クリュ ラ・クーティエール
Aloxe-Corton 1er Cru la Coutière
ドメーヌ・ニュダンは、ブルゴーニュ地方ラドワ・セリニーに本拠地を置く歴史あるワイナリーです。その歴史は古く、ブルゴーニュ公国最後の君主シャルル豪胆公の時代からアロース・コルトンでブドウ栽培を行っていた記録が残っています。現在は、先代当主ジャン・ルネ氏の息子ギョーム氏がドメーヌを引き継ぎ、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに広がる16ヘクタールの畑で20種類を超えるアペラシオンのワインを生産しています。「アロース・コルトン プルミエ・クリュ ラ・クーティエール」は、ドメーヌ・ニュダンが所有するプルミエ・クリュ(一級畑)のワインです。特級畑「コルトン・レ・グランド・ロリエール」の真下に位置する区画で、ニュダン家が代々受け継いできた由緒ある畑です。粘土石灰質土壌で、平均樹齢40年のブドウから年間4,500本のみ生産される希少なワインです。ドメーヌ・ニュダンでは、リュット・レゾネ農法を採用し、テロワールを尊重したワイン造りを行っています。フレッシュな果実味を重視し、過度な樽香を抑えたエレガントなスタイルが特徴です。この「ラ・クーティエール」も、ストラクチャーがありながらフルーティーで滑らかな口当たりが魅力のワインに仕上がっています。長期熟成にも耐え得るポテンシャルを秘めています。
7,777 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
あなたの評価
テイスティングノート
1件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

赤系果実

加工・ドライフルーツ

花

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

ミネラル

動物系
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2021年10月16日