14年ヴィンテージにしてはやや熟成の進行が早く、しっかりと熟成感が出てきている。熟成具合のせいかかもしれないが、酸味に対して果実味が押され気味で、このまま熟成させてもどんどん酸っぱくなっていく懸念がある。香りは、トップノートにココナッツやリコリス、バニラ、クレーム・ド・カシスの甘やかなノートが強く、ドライフィグやキノコなどの熟成香もしっかりとあって、時間が経つとインクの香りも強くなってくる。口に含むと、タンニンの角が取れた柔らかなアタックで、ドライフィグとキノコのエキス感のある味わい。こなれた果実味と強めの酸味が枯れた印象を感じさせる。熟成による甘味もあるが、酸味の印象が強く、やや感じづらい。タンニンはこなれているものの、まだ少し存在感はあり、あと一歩といったところ。余韻は引き続きキノコの風味とわずかにリコリスの甘やかなスパイシーさが感じられる。

シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール
Château Malartic Lagraviere
シャトー・マラルティック・ラグラヴィエールは、グラーヴ地方に位置する歴史あるシャトーで、赤・白ワインともにグラーヴの格付けに認定されている数少ない6シャトーのうちの一つです。200年以上の歴史を有し、優れたテロワールや改革によって高い評価を受け、特に2000年以降は急速にその評価を高めています。ボニー家が所有する今日、ミッシェル・ロラン氏の指導の下で最新技術を導入し、環境にも配慮したワイン造りを実践しています。ファーストワインの「シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール ルージュ」は、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランのブレンドで、アルコール発酵とマロラクティック発酵をタンクで行った後、新樽を60%使用して18ヶ月熟成させます。エレガントながら風味豊かな味わいで、滑らかなタンニンと凝縮した果実味が特徴です。
7,227 円~
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ヴィンテージ:2014年
評価日:2023年07月23日