シャトー・ランシュ・ムーサ

シャトー・ランシュ・ムーサ

Château Lynch Moussas

シャトー・ランシュ・ムーサは、ボルドーの名家カステジャ家が所有するメドック格付第5級のシャトーで、ポイヤック西部に位置します。元々はランシュ・バージュと同一の畑だけでしたが、18世紀に2つに分割されました。長い低迷期を経て、カステジャ家の所有になってからは醸造所や畑の改良が行われ、往年の名声を回復しました。敷地はポイヤック最大級の広大さを誇る200ha。その中で最良のテロワールだけを選んでブドウ畑としています。ブドウ畑ではカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロが栽培され、手間と時間をかけた栽培が行われています。シャトー・ランシュ・ムーサのワインは、しなやかでしっかりとしたストラクチャーを持ち、濃く深い色調や赤系果実のアロマを持ち、早くから楽しめるのが特徴です。

6,280  円~

タイプ

あなたの評価

テイスティングノート

24件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

赤系果実

赤系果実

2 ラズベリー
2 赤系果実
1 ストロベリー
黒系果実

黒系果実

16 カシス
7 ブラックベリー
4 ブラックチェリー
2 ベリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

2 レッドカラントのゼリー
2 温めたカシス
1 プルーン
花

2 フローラル
1 バラ
植物・野菜

植物・野菜

2 ピーマン
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

3 セージ
3 ローズマリー
3 ハーブ
2 ローリエ
2 メントール
2 ミント
ドライハーブ等

ドライハーブ等

10 タバコ
土・森の下草

土・森の下草

4 森の下草
3 キノコ
3 湿った土
2 スー・ボワ
1
1
1 乾いた土
1 腐葉土
1 黒鉛
動物系

動物系

3 燻製肉
2 レザー
1
樹木

樹木

5
4 オーク
2 西洋杉
2 鉛筆の削りカス
2 シダーチェスト
1 トーストしたオーク
1 木材
焦げ臭

焦げ臭

1 エスプレッソ
1 マシュマロ
1
1 チョコレート
1 ダークチョコレート
1 コーヒー
1 カカオ
スパイス

スパイス

3 黒コショウ
3 クローヴ
2 バニラ
2 リコリス
1 スパイス
1 アニス
1 コショウ
酒類

酒類

1 フルーツリキュール

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

2 ローズマリー
1 カシス
1 甘いタバコ
1 コーヒー
1 スパイス
1 エスプレッソ
1 バニラ
1 ハーブ
1 タバコ
1 ダークチョコレート

ユーザーコメント

4年ぶりの12年ヴィンテージ。前回は樽香がこれでもかというほど強く、果実香を覆い隠していたが、そろそろバランスが取れ、タンニンも馴染んできたのではと思い抜栓。確かに荒々しさは取れ、タンニンも大分溶け込んではいるものの、元々のブドウのポテンシャルが足らないのか、結局果実香・果実味は覆い隠されて感じにくく、前回よりも悪化したように思える。最近のヴィンテージのほうが仕上がりが良く、無理に古いヴィンテージを狙わないほうがよさそう。香りは、トップノートからラストノートまでローズマリーやミントのハーブ香が強く、樽香も荒々しくはないが、コーヒーやタバコ、燻製肉、ダークチョコレート、黒胡椒などと健在で、果実香はまったくといっていいほど感じとれない。口に含むと、アタックから強い酸味が感じられる。果実味は感じられず、代わりにロースト感が味わいの根幹なのは前回から引き続きだが、そのロースト感が穏やかになった分、酸味が際立っていて、酸っぱくはないが、ややバランスは悪い。タンニンはまだ少し存在感を残しているが、口当たりはビロードのように滑らかで、そこまで気にならない。余韻は非常にまろやかなコーヒーとローズマリーの風味が長く続く。

¥.$.

ヴィンテージ:2012年
評価日:2025年09月12日

これまで飲んだメドック格付けの17年ヴィンテージで一番パワフルかもしれない。ヴィンテージを伏せられていたら16年ヴィンテージかと思うほど。元々どのヴィンテージも樽を効かせた造りだったが、17年もそのスタイルは変わりなく、そしてそれに応えるブドウのポテンシャルも十分にある。荒々しさこそないが、まだ樽香は強く、タンニンも重々しく、飲み頃はまだまだ先。香りは、トップノートに西洋杉やタバコの煙、リキュール感のあるカシスがバランス良く感じられ、トップノートだけでパワフルな左岸ワインだと分かる。他にもブラックベリー、メントール、黒コショウ、乾いた土など。口に含むと、アタックから強烈なロースト感とそれに負けない果実味があり、強靭なタンニンのフルボディな味わい。酸味もしっかりとあり、甘味もあるにはあるが、ロースト感と果実味が頭一つ抜けて強く、他の要素は存在感が薄い。タンニンは滑らかで最初の一口こそ気にならないが、まだまだ重く、杯を重ねると舌にしっかりと堆積していき、余韻も覆い隠してしまう。余韻はダークチョコレートのほのかな甘味とタバコのスモーキーさが感じられるが、タンニンのせいで印象が薄れる。

¥.$.

ヴィンテージ:2017年
評価日:2024年06月20日

購入する