サン・テステフのテロワールが感じられ、ブドウのポテンシャルと樽の釣り合いも良い高品質なワイン。強いて言えば、グレートヴィンテージにも見劣りしないブドウのポテンシャルがありながら、樽はグレートヴィンテージ向けよりかは控えめに効かせているので、樽香もすでに馴染み、タンニンも十分溶け込んでいて早飲みができるスタイルにまとまっている。熟成感はほとんどないが、今は今で強烈な果実味が楽しめる頃合いで飲み頃といってもよい。香りは、バラのノートが香り高く、モンローズを彷彿とさせるものがある。カシスやブラックチェリーの酸味が乗った果実香も生き生きとしており、サン・テステフの重々しい雰囲気もあるが落ち着きがあって荒々しさはない。口に含むと、酸味を伴った強烈な果実味に迎えられ、アタックから終盤まで持続性があり、グレートヴィンテージに引けを取らないポテンシャルを感じられる。酸味の強さゆえか甘味はほとんど感じられない。タンニンはすでに大分溶け込んでいてほとんど気にならず、ボディもミディアム程度でスルスルと飲めてしまう。余韻もバラと黒鉛を感じ、最後までテロワールを感じさせてくれる。
シャトー・コス・ラボリ
Château Cos Labory
シャトー・コス・ラボリは、サン・テステフに位置するメドック格付け第5級のシャトーで、シャトー・コス・デストゥルネルに隣接する理想的な場所に位置しています。1990年代初頭から品質が向上し、最近のワインは5級に相応しいと高く評価されています。歴史は1800年代初めの所有者フランソワ・ラボリに由来し、現在はオードワ家が管理しています。ベルナール・オードワの指揮のもと、厳格なブドウ選別や樽内マロラクティック発酵、濾過処理なしの瓶詰めが行われ、品質は目覚ましい向上を遂げました。評論家ロバート・パーカー氏も、1989年と1990年の秀逸なヴィンテージから品質の復活を認め、メドックでも最も興味深いお値打ちワインと評価しています。コス・ラボリはポイヤック村にも隣接しており、筋肉質な味わいが特徴です。
6,248 円~
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ヴィンテージ:2014年
評価日:2022年09月29日