シャトー・ラ・フルール・ド・ブアール

シャトー・ラ・フルール・ド・ブアール

Château La Fleur de Boüard

シャトー・ラ・フルール・ド・ブアールは、サン・テミリオンの第1特別級に格付けされたシャトー・アンジェリュスのオーナー、ユベール・ド・ブアールド・ラフォレ氏が手がけるワインです。ラランド・ド・ポムロルの地で造られ、粘土質を含む砂利質土壌がワインに独自の個性を与えています。アンジェリュス同様に、コンサルタントにはミシェル・ロラン氏を迎え、清澄化や人為的操作を最小限に抑えた醸造方法が採用されています。平均樹齢25年のブドウは手摘みで収穫され、10度で低温浸漬後、ステンレスタンクで3〜4週間発酵、新樽率75%~80%で18~24ヶ月熟成されます。こうして生まれるワインは、果実味と木樽由来のスパイスの風味が調和した華やかな味わいを持ちます。シャトー・ラ・フルール・ド・ブアールは、ブアール家の伝統とテクノロジーの融合が生み出すワインで、ラランド・ド・ポムロルの優れたテロワールを見事に表現しています。

7,590  円~

タイプ

あなたの評価

テイスティングノート

2件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

黒系果実

黒系果実

1 ブラックベリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 焼いたブルーベリー
植物・野菜

植物・野菜

1 フェンネル
1 シシトウ
土・森の下草

土・森の下草

1 黒土
焦げ臭

焦げ臭

2 エスプレッソ
1
1 カカオ
スパイス

スパイス

1 ピンクペッパー

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

1 ダークチョコレート
1 エスプレッソ
1 石灰

ユーザーコメント

やや樽が効きすぎていて、トップノートは煙そのものと思うほどにスモーキー。10年の熟成期間を置いてもこれなので、リリース当初は相当荒々しかったに違いない。ただ、二日目は樽香はかなり飛んで程よく感じられた。タンニンもまだ頑強で、熟成感も無く、このヴィンテージでも飲み頃はまだ先になりそう。香りは、トースト香が何より印象的で、果実香さえ火を入れたブルーベリーのような焼けたニュアンスがあり、煙やエスプレッソの香りも強い。黒土やフェンネルのニュアンスがあるくらいしか右岸らしい要素はない。口に含むと、やはり焼いたブルーベリーといった味わいで、スモーキーさは強いがしっかりとした果実味でバランスは保っている。酸味は中庸からやや強めで、2日目はトースト感が収まり、少し酸味の印象が強まった。香りではあまり感じなかったが、味わいには樽由来の甘味がほのかにあり、余韻はダークチョコレートの風味がしっかりと感じられる。樽の印象が強いが、金額以上のクオリティではあり、右岸らしい複雑味も無いが、コスパの良いボルドーワインとしては優秀。

¥.$.

ヴィンテージ:2014年
評価日:2024年06月16日

アンジェリュスのオーナーがラランド・ド・ポムロールに所有するシャトー。2日かけて試してみたものの、若いこともあり閉じていてポテンシャルを計りかねるが、それでも樽の効かせ方が絶妙でクオリティの高さを感じる。香りは、ロースト感は控えめなのだが、しっかりとエスプレッソのような深煎りのコーヒーの重みある香りが特徴的で心地良い。他には、ブラックベリー、カカオ、ピンクペッパー、そしてシシトウのようなベジ香もわずかに感じられる。閉じているので何とも言えないが、右岸ぽさはあまり強くない。口に含むと、やはり果実味は閉じている感じと、重いタンニンに打ち消されて中庸に感じるが、酸味は強く、アタックは若干バランスが悪くも感じられる。ただ、タンニンは重いが樽由来の甘味を含んだ美味しいタンニンで、それが酸味とのバランスが良く、トータルではしっかりと美味しい。開いて果実味とのバランスも取れるとさらに良くなることを期待したい。余韻にかけてはやはりエスプレッソの風味と、石灰質なミルキーなミネラルが合わさって上質なコーヒーを飲み終えたような満足感がある。飲み頃を迎えたら再度試したくなるワインだった。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2022年09月03日

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