15年ヴィンテージからカベルネ・ソーヴィニヨン主体に変わったカマルカンダ。メルロ主体だった13年のほうが個人的には好みだった。カベルネ・フランも20%含まれていることもあり、ユーカリの葉のような青々しい香りはしっかりと感じられるが、果実や樽由来の甘味のある香りとバランスがとれていて程良い複雑味。味わいは酸味がしっかりでタンニンはそこまで強くなく、ミディアムボディ寄りのエレガントな印象。13年はフルボディの重々しいワインだった記憶だが、大分方向転換しているように思う。

カマルカンダ
Camarcanda
カ・マルカンダは、イタリアワイン界の帝王と呼ばれるアンジェロ・ガヤ氏が1996年にトスカーナ州ボルゲリ地区に設立したワイナリーです。ガヤ氏はピエモンテの伝統的なワイン造りに革新をもたらし、数々の偉大なワインを生み出してきました。ボルゲリにワイナリーを設立するにあたり、彼はその土地の個性的なテロワールに魅了され、幾度もの交渉の末に理想の地を手に入れました。それが、ワイナリー名にもなっている「カ・マルカンダ」(ピエモンテの方言で「望みのない交渉」の意)です。カ・マルカンダの畑は、粘土質と石灰岩質が入り混じる独特の土壌を有し、国際品種の栽培に最適な環境です。ワイナリーを代表するフラッグシップワイン「カマルカンダ」は、凝縮した果実味とフィネスに満ちた濃厚な味わいが特徴です。爽やかな酸とタンニンが調和し、長期熟成にも耐えうるポテンシャルを秘めています。2015年ヴィンテージからセパージュを一新し、メルロ主体からカベルネ・ソーヴィニヨン主体になりました。
6,160 円~
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2015年
評価日:2020年11月28日
トスカーナのグレートヴィンテージである16年で、このワイン自体も評価が高いが、この個体はほんの少し熱劣化のニュアンスが出ているのでは?という印象で、他の個体も飲んで確認したいところ。CS80%、CF20%というセパージュで、メントールやシダなど、青っぽい清涼感がある。また、カシューナッツのようなカラッとした香ばしさも印象的。味わいは、酸味が強いとはまた違った酸っぱさがあり、劣化かと思われる。余韻は石灰やタバコのニュアンスが長く続き、もし劣化品だったなら、それでも楽しめるレベルの高さに驚くしかない。

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2020年11月21日