エレガントとの触れ込みだが、タンニンは比較的重く、熟成することで進化を発揮するヴィンテージ。フランの特徴が良く出ていて熟成の楽しみはあるが、若いうちはヴィジ香やその味わいが好みかどうかで評価が分かれるワイン。香りは、ブラックチェリーの酸味を感じる果実香とともに、トマトや唐辛子のヴィジ系の酸味も感じられる。比較的マイルドだが、カカオやコーヒーなどの樽香もしっかりとある。口に含むと、香りの印象と同様にロースト感のある厚みのある味わい。やはり野菜のエキスのような透明感ある酸味が特徴的。余韻はタンニンが残るのに合わせてコーヒーやカカオの風味も残る。フルボディの力強いワインとまではいかないが、しっかりと飲みごたえのあるスタイルだった。

マガーリ
Magari
カ・マルカンダのマガーリは、イタリアワインの帝王、ガヤがボルゲリの地で手がけるスーパートスカン。2014年まではメルロ主体でしたが、2015年以降はカベルネ・フランを主体に、カベルネ・ソーヴィニョンとプティ・ヴェルドをブレンドしています。品種ごとに醸造し、12ヶ月以上のバリック熟成、さらに6ヶ月以上の瓶熟成を経てリリースされます。元祖スーパートスカン「サッシカイア」と同じ土壌にこだわり、アンジェロ氏が18回の交渉の末に手に入れた「カ・マルカンダ」。「サッシカイア」とは違うカベルネ・フランを主体にしたガヤならではのスーパートスカンを確立させました。ガヤの革新的なワイン造りが投影された挑戦的な取り組みが感じられます。
5,192 円~
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

植物・野菜

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

発酵・乳製品

ミネラル

土・森の下草

動物系

ナッツ

樹木

焦げ臭

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2018年
評価日:2022年11月25日
15年からカベルネ・フラン主体に変わり、香りにはしっかりと植物性の野性味を感じる。また、ミネラルも豊富で香りからも石灰のニュアンスが感じられ、余韻にも強く残る。香りの果実感はフレッシュな印象だが、口に含むと若干ジャミーで甘味のある味わいになる。果実味と甘味が印象的なためか若いヴィンテージでも酸味が落ち着いて感じられる。タンニンは強固で余韻以上に長く舌に感じる。16年よりも樽が効いている印象で、早飲みするなら17年のほうが良いかも。

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2020年11月18日