熟成感はあるがまだピークは少し先。ただ、タンニンはほとんど溶け込んでいて、樽香も馴染んでいるので、果実味を楽しみにはもってこいな状態。腐葉土やトリュフといった癖のある複雑さではないが、メルロらしい熟成感と十分な複雑味があり、万人受けしやすいワイン。香りは、トップノートにリコリスやバニラ、砂糖漬けした黒系果実のような甘やかな香りがしっかりと、しかしながら上品に感じられる。他にも深煎のコーヒーや唐辛子、インク、なめし革なども感じられ、表情豊か。口に含むと、香りの印象よりは控えめな甘味と、予想以上の果実味の強さがあり、酸味は穏やかで果実味を楽しみやすいバランスの味わい。タンニンもほとんど溶け込んでいて気にならず、ボディもミディアムに近づいている印象。余韻には薬箱や醤油のニュアンスが出てきて熟成感を感じさせる。

シャトー・グラン・メイヌ
Château Grand Mayne
シャトー・グラン・メイヌは、サン・テミリオンのシャトーで、サン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセに格付けされています。16世紀末に建てられたマナーハウスから見下ろすブドウ畑「ル・メイヌ」は、1685年にこの地を取得したラヴォー家にその起源を持ち、ジャン・ラヴォーによるきめ細かく愛情込めた管理によって名声は最高レベルとなり、フィジャックやスータールとともにサン・テミリオンで最も重要なドメーヌと位置づけられていました。畑は、海抜55メートル、理想的な南向きと西向きで、ブドウ樹は粘土石灰質の丘の中腹と、南側の粘土質の丘のふもと、西側の砂粘土質の丘のふもとに植えら、厳格な管理のもとで栽培されています。平均樹齢35年のメルロとカベルネ・フラン、ヴィンテージによってはカベルネ・ソーヴィニヨンも加え、新樽比率60%で18ヶ月熟成します、グラン・メイヌは、熟成ポテンシャルの高さで知られますが、近年は若いうちから開き親しみやすいスタイルになっています。
6,480 円~
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ヴィンテージ:2009年
評価日:2022年10月01日