香りには少しだけ熟成感が出ていて、骨格は崩れてボディは柔らかくなっているものの、まだまだピークには遠く、眠っていて閉じた印象を受ける。タンニンも収斂感がまだ強く、飲み頃にはもう3~5年欲しい。香りは、ブラックベリーリキュール、黒胡椒、黒鉛の香りがはっきりとあり、時間が経つと湿った土やキノコ、わずかに醤油のニュアンスが出てくるが、やや若い印象を受けるアロマ。口に含むと、想像よりも柔らかいアタックだが、果実味は健在で力強く、タンニンも重く感じられて飲み頃とは言い難い。熟成による甘味もまだ感じられない。余韻には薬箱のような熟成感あるニュアンスがあるが、タンニンのせいですぐにかき消えてしまう。ポテンシャルはありそうだが、真価を発揮するには時間がかかりそうなワイン。

クロ・ド・ラ・キュール
Clos de la Cure
クロ・ド・ラ・キュールは、サン・テミリオン・グラン・クリュのワインで、中世にはすでにブドウ栽培をしていたと言われる歴史あるワイナリーです。畑の一部はサン・クリストフ・デ・バルデの台地にあり、残りはサン・テティエンヌ・ド・リスの台地にあり、鉄分を多く含む砂利と粘土、石灰岩の土壌は、シャトー・シュヴァル・ブランど同じ構成です。オーナーのブイエ家はテロワールを尊重し、環境に配慮したブドウ栽培を行っており、サン・テミリオンで初めてHVEの認証を受けました。ワインは、メルロ75%とカベルネ・フラン25%のセパージュ。発酵前に低温マセラシオンを行い、3〜4週間かけて発酵後、新樽比率40〜50%のフレンチオークで12〜15ヶ月熟成させます。
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ヴィンテージ:2006年
評価日:2022年07月20日
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