香りは濃厚で右岸らしい複雑味もあって期待が高鳴るが、味わいはエレガントで肩透かしを食うというか、ややチグハグな印象を受ける惜しいワイン。17年ではなくグレートヴィンテージだったならもっと違う印象になりそう。香りは、トップノートにバニラやホワイトチョコレートの甘い香りが強く、プルーンの濃厚な果実香、トリュフに近いキノコ、レザー、アーモンド、森の下草など、複雑で魅力的なアロマ。口に含むと、打って変わって果実味は中庸で、甘味もあるが香りの印象よりも大分控えめ。ロースト感もそこまでなく、17年らしくボルドーにしてはエレガントな造りに感じられる。一方で、タンニンはかなり存在感があり、収斂感もあって、ピークを迎えるのは早そうなワインながら、そのときにもタニックな印象になってしまいそうな気配がある。余韻はモカの風味で、ほのかなロースト感と酸味が感じられる。

シャトー・リュソー
Château Lusseau
シャトー・リュソーは、サン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセのシャトーで、シャトー・パヴィなどでテクニカル・ディレクターを務めるローラン・リュソー氏が所有するシャトーです。畑は、シャトー・モンブスケのすぐ隣にあり、粘土石灰質の土壌で、メルロを中心に、カベルネ・フランと少量のカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培しており、ヴィンテージによりセパージュは異なります。手積みで収穫されたブドウは、ステンレスタンクで醸造され、新樽比率50%で熟成。ロバート・パーカー氏からも「常に秀逸で信頼できる」と評価されているワインですが、一方で少量生産のため入手が難しいワインでもあります。
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加工・ドライフルーツ

土・森の下草

動物系

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ヴィンテージ:2017年
評価日:2023年11月07日
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