若いヴィンテージだが今がピーク。メンヒルという特別な樽で熟成させている変わったキュヴェで、そのためか白トリュフやサフランなど、個性的なスパイシーさがある。やや尖った印象も受けるが、クレーム・ブリュレや洋梨のリキュールなどの熟成香がまろやかさを足していて、上手くバランスは取れている。口に含むと、驚くほど強い果実味に迎えられ、酸味や甘味もしっかり、ボディも厚く相当に飲みごたえのある味わい。序盤は洋梨の味わいだが、中庸以降は樽由来熟成由来の甘味のほうが印象的になり、最終的にはキャラメルやクレーム・ブリュレの甘味を伴うながい余韻で締めくくられる。甘味はしっかりと感じられるが、酸味も強く、甘ったるさはまったく感じない。メンヒルどうこう以前に、ブドウ自体のポテンシャルが感じられ、コストパフォーマンスも優れている。

ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ ブラン キュヴェ・デュ・メンヒル
Bourgogne Hautes Côtes de Beaune Blanc Cuvée du Menhir
シャルル・ペール・エ・フィーユは、フランスのブルゴーニュ地方オート・コート・ド・ボーヌの中心部ナントーに拠点を置くワイナリーです。ボーヌの町から約8km西に位置し、合計で14haのブドウ畑を所有しています。その内訳は、オート・コート・ド・ボーヌが10ha、残りの4haはヴォルネイ、ポマール、ムルソー、ボーヌです。現オーナーのパスカル氏は、1988年に父フランソワ氏からドメーヌを引き継ぎ、2015年に娘のポリーヌ氏が、2021年にはポリーヌ氏の妹マリー氏が加わり、現在の体制となりました。また、ポリーヌ氏は「La table de Pauline(ポリーヌの食卓)」というレストランをオープンしています。「ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ ブラン キュヴェ・デュ・メンヒル」は、オート・コート・ド・ボーヌの格付けのワインです。このワインに使用されるブドウは、樹齢30年のブドウの樹から手摘みで収穫され、選果テーブルで丁寧に選別されます。除梗後、空気圧プレスでゆっくりと柔らかく圧搾されます。発酵後、フレンチオーク樽で12ヶ月熟成させますが、その一部は「メンヒル」と呼ばれる卵型の特別な樽で熟成されます。この樽は、パスカル氏がアンフォラから着想を得て、樽メーカーに特注したものです。ワインが樽の内部で自然に対流を起こすように設計されており、成分がワインにしっかりと溶け込み、澱が出にくくなる効果があります。この樽で熟成されたワインは、とてもフルーティでしっかりとしたボディに仕上がります。金色を帯びた輝きのある麦わら色、エキゾティックなフルーツのアロマ、丸くソフトな口当たり、ミネラルの要素も感じられます。さらにかすかに柔らかな樽のニュアンスが感じられます。
4,860 円~
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シャルドネ:100%
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ヴィンテージ:2019年
評価日:2025年01月19日