シャトー・ラトゥール・マルティヤック

シャトー・ラトゥール・マルティヤック

Château Latour-Martillac

シャトー・ラトゥール・マルティヤックは、グラーヴ格付けにおいて赤と白の両方が格付けされている貴重なシャトーです。しかし、赤ワインとしての歴史は意外にも浅く、20世紀半ばまでしか遡ることはできません。かつては白ワインしか造っていませんでしたが、現在は赤ワインが増え、ボルドーでも著名な家の一つであるクレスマン家の管理と赤ワインの名コンサルタント、ミシェル・ロラン氏の指導の下、赤白ともに高品質なワインを造っています。この赤ワインのファーストラベルは濃く、タンニンがしっかりと感じられ、滑らかな飲み口と渋味の後味を持っています。

6,171  円~

タイプ

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4件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

温暖地の果実

温暖地の果実

1 メロン
黒系果実

黒系果実

4 カシス
1 ブラックプラム
1 ブラックベリー
花

1 ドライローズ
1 スミレ
1 バラ
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

1 ミント
ドライハーブ等

ドライハーブ等

2 タバコ
1 シガー
ミネラル

ミネラル

1 鰹節
土・森の下草

土・森の下草

2 黒鉛
1 黒土
動物系

動物系

1 なめし革
ナッツ

ナッツ

1 ヘーゼルナッツ
樹木

樹木

1 杉材
焦げ臭

焦げ臭

2 コーヒー
1
1 エスプレッソ
1 黒蜜
スパイス

スパイス

1 黒コショウ

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

2 コーヒー
1 タバコ
1 ドライローズ
1 石灰
1 ダークチョコレート
1 黒鉛
1 醤油
1 黒糖

ユーザーコメント

このシャトーは赤も白もヴィンテージに左右されず常にクオリティが高く、それでいて金額は比較的リーズナブルな優れたワインを提供してくれるが、グレートヴィンテージになるとやはり一弾とポテンシャルを感じさせてくれる。樽の強さに応えるブドウ自体のポテンシャルの高さがあり、酸味もしっかりとあって長期熟成が期待できるワインであると同時に、現時点でも荒々しさは無くなっていて、タンニンも滑らかでそこまで重くなく、今開けてもパワフルさを楽しめるワインになっている。香りは、トップノートに落ち着きはあるがしっかりとロースト感を感じさせるエスプレッソやタバコのスモーキーさがあり、続いてカシスやブラックプラムのしっかりとした果実香も感じられる。他にもバラも香り高く、黒胡椒、ミント、黒鉛のニュアンスが感じられる。味わいも香りの印象と違わず、カシスのしっかりとした果実味にロースト感がマッチした良いバランスで、後半はダークチョコレートのようなほのかな甘味が感じられる。また、黒鉛のような冷たく硬質なミネラルも特徴的で、キリッとした印象がある。タンニンはザラつきも収斂感もないが、さすがに存在感は多少あり、完全には溶け込んでいない。

¥.$.

ヴィンテージ:2016年
評価日:2023年05月29日

香りも複雑みがあるが、何より余韻の複雑さが魅力的。現時点ではややタンニンが重く感じられたが、あと数年で十分飲み頃に入るだろう頃合い。香りは、タバコや煙、コーヒー、黒鉛など、重々しい要素が多いが、どれも強すぎず、ドライローズの華やかさもあって見事にバランスしている。二日目にはメロンのような熟成香も感じられ、比較的早いうちに飲み頃が来そうな予感がする。口に含むと、まろやかな口当たりで、果実味は強いが荒々しさはなく、酸味も穏やかになっていて、アタックこそ飲み頃のように思えるが、タンニンが結構しっかりと残っていて気になってしまうのは否めない。中盤から石灰のようなミルキーなミネラル感が強まり、余韻にはコーヒーやタバコのロースト感とスモーキーさが穏やかに現れ、それでもドライローズのほうが強く感じられるといった感じで、複雑かつバランスの良い余韻を長く楽しめる。グレートヴィンテージでなくとも十分な熟成ポテンシャルも感じられる素晴らしいワイン。

¥.$.

ヴィンテージ:2012年
評価日:2021年12月04日

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