まだ若過ぎるかと思ったが、熟成感もありつつ、若々しさが良いアクセントになっていて十分に楽しめる頃合いだった。白桃やパッションフルーツ、メロンなどの熟した果実の豊かな香りと、メープルシロップやクチナシの甘い香り、そこにレモングラスや草原のような少し青さや猫のオシッコを感じさせる香りが加わり、甘ったるくなく、青臭さ過ぎもしない良いバランスになっている。口に含むと、熟したアプリコットの充実した果実味と、熟成による蜜感のあるほのかな甘味、穏やかになった中庸な酸味とバランス良く飲みやすい。終盤から軽めのロースト感が出てきて、余韻にはカラメルの風味が長く残る。最初から最後まで終始バランス良く、クオリティの高さが感じられる素晴らしいワインだった。
シャトー・ラトゥール・マルティヤック・ブラン
Château Latour-Martillac Blanc
「シャトー・ラトゥール・マルティヤック・ブラン」は、歴史あるワイナリーで、ボルドーのグラーヴ地区ペサック・レオニャンで生産される白ワインです。 このシャトーは、ボルドー白ワイン醸造の革命家であるドニ・デュブルデュー氏とミシェル・ロラン氏のコンサルティング指導のもと、品質を向上させています。 1871年からクレスマン家によって所有され、モンテスキュー家の一部から分離して設立されたと言われています。 このワインは、樹齢30年以上のブドウを使用し、オーク樽で発酵（新樽比率約50％）。 少なくとも15ヵ月間澱の上で熟成させたワインは、バターやナッツの風味とスパイシーさが絶妙に組み合わさり、リッチな辛口白ワインとして特徴づけられます。 ブレンドにはソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルの3種のブドウが使用され、口当たりは柔らかく、アルコールと酸味のバランスが絶妙です。
4,400 円~
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ヴィンテージ：2015年
評価日：2022年05月01日
