86ムートンと同時に飲み比べたので、どうしてもムートンの力強さにもっていかれてしまう。ただ、しっかり熟成しているものの、果実味は驚くほど強く、さすがのグレートヴィンテージと思わせる。ラフィットらしくバランス重視のエレガントな出来で、スモーキーさもあるがムートンに比べればかなりマイルド。タンニンはほとんど感じられないほどこなれていて、鉄っぽい酸味が出てきており、そろそろ飲み頃も終わってしまいそうな気配がする。

シャトー・ラフィット・ロートシルト
Château Lafite Rothschild
「シャトー・ラフィット・ロートシルト」はメドック格付け1級のシャトーで、1855年のメドック格付けで筆頭格に認定され、以来150年以上にわたり不動の地位を誇ります。歴史は13〜14世紀に遡り、17世紀にセギュール家によって高い評価を得るようになりました。ルイ15世を虜にしたワインでもあり、当時宮廷ではボルドーは田舎というイメージで、専らブルゴーニュワインが愛飲されていましたが、ラフィットをきっかけにボルドーワインが宮廷で脚光を浴びるようになり、ラフィットは「王のワイン」と呼ばれるようになりました。ラフィットは「気品」と形容され、優美で繊細、そして芳醇な味わいは、まさにメドック1級の風格。長期熟成を経て究極のエレガンスを体現します。
56,400 円~
生産地
タイプ
アルコール
12.5%
あなたの評価
テイスティングノート
76件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

寒冷地の果実

トロピカルフルーツ

赤系果実

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

植物・野菜

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

発酵・乳製品

ミネラル

土・森の下草

動物系

ナッツ

樹木

焦げ臭

スパイス

薬品・化学物質

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:1986年
評価日:2020年07月18日
全体的にバランスが良く、ラフィットらしい安定感を感じる。他の16年のボルドーと比べて飲むと、樽に頼りすぎていない印象を受け、甘みはあるが、よく熟した果実由来の甘みという印象。

¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2019年12月28日