香りはメロンのような甘やかな熟成香が出てきているが、口に含むと非常にタニックで飲み頃はまだ先。ピークまでにタンニンが溶け込むのかは少し心配だが、グレートヴィンテージのポテンシャルに期待したい。香りは、メロンの熟成香とタイムのようなバラの茎のような瑞々しいハーブ香も特徴的。他にはブラックベリーや黒胡椒、コーヒー、アーモンドなど。口に含むと、香りの印象よりも若くパワフルな果実味が感じられ、ロースト感の強さもあって非常にパワフル。酸味は穏やか、甘味もあまり感じず、アタックから終盤まで果実味とロースト感の印象が強い。タンニンは比較的重く、一口目から意識してしまうほど。余韻にはコーヒーの風味があるが、すぐにタンニンに意識を持っていかれてしまうのが残念なところ。クオリティはセカンドを超えていると思うが、飲み頃の見極めが難しい。

ラ・ダム・ド・モンローズ
La Dame de Montrose
シャトー・モンローズはメドック格付け第2級で、「サン・テステフのラトゥール」と称されるスーパーセカンド。力強く長期熟成向きの重厚なスタイルで、コス・デストゥルネルと人気を二分するシャトーです。畑は、最高の立地されるジロンド川付近、ジロンド川を見下ろす高台にあり、春の霜害を受けにくい場所で、ヴィンテージに左右されない安定感を持ちます。セカンドワインの「ラ・ダム・ド・モンローズ」は、ファーストラベルと同じ畑で育ったブドウを使用し、醸造方法やスタッフもまったく同じで、異なるのはメルロの比率が高い点や新樽比率が半分で熟成期間も6ヶ月ほど短いという点です。新樽比率30%で12ヶ月熟成。生産量はファーストの半分という希少なワインです。ファーストの力強さを引き継ぎながら、しなやかさを兼ね備えています。
6,578 円~
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アロマチャート
アロマの詳細

温暖地の果実

赤系果実

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

フレッシュハーブ

ドライハーブ等

発酵・乳製品

土・森の下草

動物系

ナッツ

樹木

焦げ臭

スパイス

薬品・化学物質

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2010年
評価日:2022年12月17日
タバコやトーストなど重みのあるニュアンスもあるが、酸味のあるブラックチェリーの香りも強く、全体的に明るい印象のワイン。味わいもやや酸味が勝っている印象だが、バランスが良いのと、余韻の甘味のあるミルキーなミネラルにより、酸味が突出した印象は受けない。ただ、果実味はやや弱く感じられ、そこだけ欠点か。

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2020年10月24日