シャトー・モンローズ ラ・ダム・ド・モンローズ

ラ・ダム・ド・モンローズ

La Dame de Montrose

シャトー・モンローズはメドック格付け第2級で、「サン・テステフのラトゥール」と称されるスーパーセカンド。力強く長期熟成向きの重厚なスタイルで、コス・デストゥルネルと人気を二分するシャトーです。畑は、最高の立地されるジロンド川付近、ジロンド川を見下ろす高台にあり、春の霜害を受けにくい場所で、ヴィンテージに左右されない安定感を持ちます。セカンドワインの「ラ・ダム・ド・モンローズ」は、ファーストラベルと同じ畑で育ったブドウを使用し、醸造方法やスタッフもまったく同じで、異なるのはメルロの比率が高い点や新樽比率が半分で熟成期間も6ヶ月ほど短いという点です。新樽比率30%で12ヶ月熟成。生産量はファーストの半分という希少なワインです。ファーストの力強さを引き継ぎながら、しなやかさを兼ね備えています。

7,697  円~

タイプ

あなたの評価

テイスティングノート

23件の評価を集計

アロマチャート

アロマの詳細

温暖地の果実

温暖地の果実

2 メロン
赤系果実

赤系果実

1 アメリカンチェリー
1 ラズベリー
1 赤系果実
1 サクランボ
1 プラム
黒系果実

黒系果実

13 カシス
2 ブラックチェリー
2 ブラックベリー
2 ブルーベリー
2 黒系果実
2 ブラックプラム
1 熟したカシス
1 熟したブルーベリー
加工・ドライフルーツ

加工・ドライフルーツ

1 ドライカシス
1 イチジク
花

6 バラ
3 スミレ
フレッシュハーブ

フレッシュハーブ

3 ミント
1 タイム
1 メントール
1 ローズマリー
ドライハーブ等

ドライハーブ等

8 タバコ
1 シガーボックス
1 タバコの葉
1 ドライハーブ
発酵・乳製品

発酵・乳製品

3 トースト
1 バター
1 ミルク
1 乳製品
土・森の下草

土・森の下草

3
2 黒鉛
1 黒トリュフ
1 トリュフ
1 腐葉土
1 森の下草
1 鉛筆の芯
動物系

動物系

2 燻製肉
ナッツ

ナッツ

1 アーモンド
樹木

樹木

3 西洋杉
1 オーク
1 樹皮
焦げ臭

焦げ臭

4 コーヒー
3 チョコレート
2 タール
2 モカ
1 スモーク
1 ホワイトチョコレート
スパイス

スパイス

3 クローヴ
3 スパイス
3 リコリス
1 バニラ
1 黒コショウ
薬品・化学物質

薬品・化学物質

1 インク
酒類

酒類

1 プラムリキュール

味わい

ボディ

ライト
フル

果実味

弱い
強い

甘味

ドライ
甘い

酸味

弱い
強い

渋味

弱い
強い

余韻の
長さ

短い
長い

余韻のテイスト

5 コーヒー
4 タバコ
2 黒鉛
1 モカ
1 カカオ
1 クローヴ
1 リコリス
1 ミネラル
1 岩塩
1 石灰

ユーザーコメント

セカンドだから仕方ないかもしれないが、ブドウのポテンシャルが低く、樽化粧で誤魔化している感は否めない。そして、樽に負けて余計にポテンシャルの低さが露呈してしまっているように感じる。グレートヴィンテージ物は長期熟成にも耐えられそうなだけに、落差が激しいセカンドワインだろう。一方で、口当たりは驚くほど滑らかで、タンニンもすでに十分溶け込んでおり、造りのクオリティは流石に高い。樽を控えてエレガントに仕上げていたら、今が完璧な飲み頃だったかもしれない。香りは、トップノートにグローヴのスパイシーさが際立ち、ミドルノートはカシスの明るい果実香やバラ、ミントのブドウ由来の香りを強く感じ、ラストノートはタバコや燻製肉のスモーキーな樽香が感じられる。口に含むと、アタックからその滑らかさに驚かされる。まさにビロードのような口当たりで、口当たりだけで美味しさを感じられる。中庸な果実味としっかりとした酸味があり、アタックこそバランス良く感じられるものの、果実味がロースト感に押されてフェイドアウトしていってしまい、ややスカスカな印象を抱く。樽由来の甘味は終始ほのかながらしっかりと感じられる。余韻はコーヒーやタバコのスモーキーな風味。

¥.$.

ヴィンテージ:2017年
評価日:2025年09月30日

オフヴィンテージのセカンドならそろそろピークアウトしそうかと考えていたが、熟成感はほとんど無く、もう少し寝かせたほうが面白そう。確かにブドウのポテンシャルは例年に劣るものの、オフヴィンテージならではの控えめな樽香が心地良く、バラやスミレの華やかな花の香りが魅力的。香りは他にもトップノートにホワイトチョコレート、リコリスのほのかに甘い樽香が穏やかに感じられ、ミドルノートはカシスやラズベリーの酸味を感じさせる瑞々しい果実香があり、ラストノートにはバラやスミレの花の蜜まで感じられそうな華やかな香りがしっかりと感じられる。口に含むと、香りの印象以上に酸味が強く、岩塩のような塩気のある酸味で、もう少し熟成が進むと出汁のような旨味へ変化しそうな味わい。果実味も序盤こそしっかりとラズベリーの味わいが感じられるが、中盤以降は塩気に押され伸びが感じられず、やはりオフヴィンテージなのだと思わせる味わい。タンニンはこなれていてほとんど気にならないが、熟成感が出ないとただのオフヴィンテージの味わいなので、飲み頃とは言い難い。余韻も引き続き岩塩の塩気が長く続く。

¥.$.

ヴィンテージ:2013年
評価日:2025年07月06日

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