まだピークには至ってはいないが、しっかりと熟成感が出てきて飲み頃は迎えている頃合い。ボディは柔らかく、タンニンの角も取れているが、まだ少しだけ存在感はある。熟成ボルドーらしい甘味と旨味が出てきていて、一口が長く楽しめるさすがのクオリティ。香りは、クレーム・ド・カシスのほのかに甘い果実香と葉巻のような上品なスモーキーさがトップノートにあり、その奥にはポプリやインク、林床、枯葉、メントールなど、熟成感とフレッシュさが入り混じったアロマ。口に含むと、アタックは柔らかく滑らかで、アタックからしっかりと熟成由来の甘味が感じられる。果実味は落ち着き、酸味を伴う旨味が濃く出ている。タンニンは最初気にならなかったが、杯を重ねると少し存在感があり、まだ完全には溶け込んでいないが、十分飲み頃といえる状態。余韻は長く、タバコの葉のような少しハーブ感のあるスモーキーさと干したカシスの凝縮感ある果実味も感じられる。

シャトー・ラトゥール
Château Latour
シャトー・ラトゥールはメドック格付け第1級、五大シャトーの一つです。ワインは力強くタニックで、ロバート・パーカー氏によれば「世界で最も凝縮感のある豊かでタニックなフルボディのワインの一つ」です。ブドウは特別な区画である「ランクロ」で育てられ、樹齢管理には徹底的なこだわりが見られます。また、ビオディナミ農法や馬による耕作、植え替え時における5年間の休作など、環境にも配慮した畑作りにも力を入れています。2012年以降からはプリムール販売からの撤退を表明。これは、最高のブレンドを求める姿勢と、最適な飲み頃を提供するための決断に基づいています。これらの要素が結集し、シャトー・ラトゥールは常に最高品質のワインを提供し続けています。
88,800 円~
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ヴィンテージ:2006年
評価日:2024年07月07日