17年は樽控えめなエレガントスタイルが多かったと思ったが、これはセカンドでもガッツリ樽が効いていてバタリーなワイン。タンニンは滑らかであまり気にならず、早飲みに適してはいるが、樽香が落ち着くのにもう1年待つなお良さそう。香りはセカンドとは思えない複雑さで、カシスやブルーベリー、バター、メントール、クローヴ、バラ、煙、石灰など、グラスを回す度に違う表情が見えて楽しめる。味わいは、ロースト感があって飲みごたえはあるが、ボディ自体はミディアムで果実味も中庸、酸味はしっかり、甘味は無しでくどさが無い。ただ、余韻も若干バタリーなのはややくどく感じる。タンニンは滑らかで収斂感も無く、さすがに1本飲むと舌に堆積した感覚もあるが、基本的には気にならない。17年のファーストも飲み比べてみたくなった。

ヴェルソ
Verso
シャトー・オー・バタイエは、ポイヤックの南に位置し、伝統を受け継ぐメドック格付け第5級の名門シャトーの一つです。ポイヤックとサン・ジュリアンの中間に位置し、そのためグラン・ピュイ・ラコストとデュクリュ・ボーカイユの中間的なスタイルと言われます。畑は22haと格付けシャトーでは小さめで、カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、カベルネ・フラン5%が栽培され、樹齢は平均35年です。2017年にランシュ・バージュのオーナー、カーズ家に買収されたことで注目を集めています。「ヴェルソ」は、2017年のオーナー変更によって生まれたオー・バタイエの新しいセカンドワインです。力強い黒系ベリーのアロマとスパイスのニュアンスが特徴で、フルボディで複雑な味わいを楽しめます。
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アロマの詳細

黒系果実

花

フレッシュハーブ

発酵・乳製品

ミネラル

焦げ臭

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
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余韻の
長さ
余韻のテイスト
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ヴィンテージ:2017年
評価日:2022年07月18日
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