樽由来のロースト香が強いカジュアルワイン。甘くなければ、こういう樽化粧の濃いワインも肩肘張らずに楽しめ、たまに飲むとドンピシャに刺さる。エスプレッソのごとく重厚なロースト香に燻製肉のニュアンスとパンチのある香り。ミネラルも豊富で、香りには砕いた石のニュアンスがあり、余韻も氷を舐めているかのような冷たいミネラルを感じる。二日目はロースト香が少し落ち着いたのか慣れたのか、ローズマリーのニュアンスが出てきて心地よい。口に含むと、強い果実味と酸味が良いバランスのミディアムボディで、タンニンはほとんど気にならないほど溶け込んでいる。香りの印象ほど味わいは重々しくなく、早飲みに適したワイン。

レディモーレ イルピーニア・アリアニコ
Redimore Irpinia Aglianico
マストロベラルディーノは、1878年創業のカンパーニア州アトリパルダに位置する名門ワイナリーです。その歴史は1750年頃まで遡り、カンパーニアの伝統的なワイン造りを守り続けてきました。9代目当主アントニオ・マストロベラルディーノ氏は、第二次世界大戦後に流行した国際品種への植え替えに抗い、カンパーニアの地ブドウ品種を守り抜いた功績により「イタリアワイン界の誇り」と称されています。ワイナリーは伝統を重んじながらも最新の設備を導入し、イタリアのみならず世界的に高い評価を得ています。その信頼性の高さから、イタリア政府機関よりポンペイ遺跡から発掘されたブドウ畑でのワイン造りプロジェクトを唯一任されるなど、イタリアを代表する造り手として認められています。「レディモーレ イルピニア・アリアニコ」は、そんなマストロベラルディーノを代表するワインのひとつです。イルピニアDOCに認定されており、平均樹齢20年のアリアニコを100%使用しています。20日間のマセラシオンと、新樽100%のフレンチオーク樽での12ヶ月熟成を経て造られるこのワインは、「ベリーの王様」という名にふさわしい、凝縮したベリー系の果実味としっかりとした骨格が特徴です。過度な濃厚さを感じさせないエレガントなスタイルで、なめらかな飲み心地が楽しめます。
3,344 円~
生産地
タイプ
品種
アリアニコ:100%
あなたの評価
テイスティングノート
4件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

温暖地の果実

黒系果実

花

植物・野菜

フレッシュハーブ

ミネラル

動物系

樹木

焦げ臭

スパイス

薬品・化学物質
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2021年02月21日