まだまだフレッシュで樽香も荒々しい。特に樽はかなり強めに効いていて、白ワインにしては珍しくベーコンのような焦がした肉のニュアンスがあって個性的でもある。他にも抜栓時からヘーゼルナッツの香ばしい香りも感じられ、熟したレモンや白胡椒の尖った香りに、スレートのミネラル香もしっかりと感じられる。口に含むと、香りの印象に比べると果実味と酸味は中庸で、樽由来の甘味はあるが、こちらも控えめでバランスが良い。やはりミネラルは豊富で、余韻までミネラリーだが、ボディはミディアム程度で柔らかく、樽香さえ落ち着けば総じてバランスの良い仕上がりになりそう。

サン・トーバン リュス
Saint-Aubin Luce
マルク・コラン・エ・セ・フィスは、サン・トーバンの王として称されるマルク・コランが1998年からスタートしたネゴシアンブランドです。マルク・コランは、1970年にマルク氏がドメーヌを設立し、6haの畑から始まり、現在は19haまで畑面積を拡大。僅か8haのモンラッシェを所有する16生産者の一つでもあります。サン・トーバンは、偉大なモンラッシェ畑の影に隠れた小さな村ですが、近年はその真価が認められ、人気に拍車がかかっています。「サン・トーバン リュス」は、母ルーシーのあだ名「リュス」を冠した思い入れのあるキュヴェ。粘土の比率の高い石灰粘土質土壌で育てられた3つの区画のシャルドネをブレンドしています。農薬を最小限に抑え、手摘みで収穫し、木樽で10ヵ月、ステンレスタンクで6ヵ月熟成させ、清澄と濾過後に瓶詰めされます。フレッシュでピュアな果実味が際立つ、サン・トーバンのキャラクターが見事に表れたクラシックな味わいを楽しめます。
6,380 円~
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シャルドネ:100%
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アロマの詳細

柑橘系果実

ミネラル

動物系

ナッツ

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2017年
評価日:2023年11月06日