熟成感はしっかりとあるが、ピークの手前ではあり、あと3,5年でピークに達しそう。ただ今でも十分に熟成感を味わえ、満足感のある頃合いではある。香りは、初日こそ眠っていてシンプルに、ドライローズやドライチェリー、イチジクのややチャーミングな印象だったが、二日目は目を覚まし、薬箱、タバコ、コーヒー、紅茶、杉材、出汁など熟成を感じられる複雑味を帯びてくる。口に含むと、こなれたボディと果実味に、熟成によるほのかな甘味があり、出汁感のある旨味もしっかりと感じられる。酸味はややしっかりと残っているが、突出しすぎず、ドライチェリーやドライローズの風味そのままという感じで良い。余韻もそのままドライチェリーが続きつつ、紅茶の華やかな風味も加わり、程良いスッキリとした締めで終わる。綺麗に熟成していてお値段以上の良いワインだった。

シャトー・フェラン・ラルティグ
Château Ferrand Lartigue
シャトー・フェラン・ラルティグは、1983年に設立されたサン・テミリオンのワイナリーで、小規模ながら優れたシャトーとして知られています。畑はわずか3ヘクタールで、年間約8000本しか生産されない希少なボルドーワインです。1998年にはセカンド・ワインも造りはじめ、2003年にはサン・テミリオンの名だたるシャトーで活躍する天才醸造家、ステファン・ドゥルノンクール氏が参画し、独自の醸造法を編み出すなど、その品質は大きく向上しています。ロバート・パーカー氏も「ニューウェーブのサン・テミリオンであり、消費者が関心を持つ価値がある」とコメントし、四ツ星評価をつけています。
8,470 円~
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アロマの詳細

黒系果実

加工・ドライフルーツ

花

ドライハーブ等

ミネラル

樹木

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スパイス

薬品・化学物質
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2001年
評価日:2023年11月25日