熟成感はしっかり出ているが、まだピーク手前の頃合い。あと3~5年くらいがちょうど良さそう。抜栓直後は、キャラメルやバニラの甘やかな香りがマイルドで程よく心地よく香る。すぐに鰹節のような塩っぱいニュアンスが強まり、またクレーム・ド・カシスのような甘やかさが出てくる。時間が経つとうってかわってドライローズの香りが主体になり、変化に富むワイン。味わいは、果実味と酸味がまろやかになっているが、微妙にタンニンの存在感が残っていて、あと一歩感がある。余韻は薬箱のような独特なニュアンスが長めに残る。

シャトー・ラロゼ
Château l’Arrosée
シャトー・ラロゼは、フランス・ボルドー地方のサン・テミリオン地区に位置する格付けシャトーです。1911年から2002年までロダン家が所有し、現在は新たなオーナーによって運営されています。サン・テミリオンのシャトーとしては珍しく、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が約20%と高く、これがワインのユニークな特徴となっています。かつては地元の共同組合にワインを卸していましたが、1960年代半ば以降は自社で醸造から瓶詰めまでを一貫して行っています。ワインのスタイルは、力強く芳醇で、リッチな果実味としっかりとしたタンニンが特徴です。ヴィンテージによっては、ブルゴーニュの偉大なワインを彷彿とさせるような、絹のような質感と複雑なアロマを持つこともあります。シャトー・ラロゼは、長らくその品質の高さが正当に評価されてきませんでした。しかし、近年はワイン評論家や愛好家の間で注目を集め、サン・テミリオンを代表するシャトーのひとつとして認知されつつあります。
240,000 円~
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スパイス

酒類
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
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ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2000年
評価日:2021年05月19日