昨年も2回ほど飲んだが、そのときはいずれもかなりスモーキーでタニックな印象だったが、今回は和らいでいて、香りにスモーキーさはほとんどなく、余韻だけタバコのスモーキーさがある。ただ、タンニンは和らいだとはいえまだまだ頑強で飲み頃とは言えない。スモーキーさの代わりにトリュフの香りが強く出てきていて、個人的には果実味が若々しいうちはトリュフ香だけ浮いてしまってマイナス。そこだけ除けば、黒系果実、リコリス、チョコレート、西洋杉、土と複雑さもあり、均整が取れていてレベルの高さを感じる。時間が経つとコーヒーのニュアンスも出てくる。口に含むと、驚くほど果実味が強く、ミネラル感を伴って伸びも非常に良い。酸味は落ち着いて、もう少しタンニンが馴染んでくれば早飲みにベストなタイミングが来そう。果実味とミネラルが長く残った後、さらにタバコの余韻が長く続き、一口で長く楽しめるワイン。

レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネライア
Le Serre Nuove dell’Ornellaia
「レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネライア」は、オルネライアのセカンドワインで、オルネライアと同じ品種、テロワール、哲学を共有しています。トップキュヴェの個性を引き継ぎつつ、独自の特長を備えた深いルビー色のワインで、若いうちから楽しむことも可能。樹齢の若いブドウを使用し、12ヶ月間バリックで熟成。香りは熟した赤い果物と新鮮なバルサム、味わいは柔らかく滑らかな舌触りと豊かな酸味が広がり、タンニンはシルクのように滑らか。メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティヴェルド、カベルネフランのブレンドが、凝縮感と力強い味わいを生み出します。もはやセカンドというよりも、オルネライアのもう一つのキュヴェと言えるほど、世界的にも高い評価を受けているワインです。
8,490 円~
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植物・野菜

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ドライハーブ等

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樹木

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スパイス

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味わい
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甘味
酸味
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余韻の
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¥.$.
ヴィンテージ:2016年
評価日:2021年03月10日