ソーヴィニヨン・ブランを中心としつつ、ヴェルメンティーノなど4品種のアッサンブラージュで作られるオルネライアの白。若いヴィンテージながら、色合いは完全に黄金色で、香りの青々しさは馴染み、味わいも酸味は穏やかでむしろコクがしっかりと感じられて十分に飲み頃に入っている。香りは若いソーヴィニヨン・ブランのような爽やかさで、カリンや黄リンゴのあっさりとした果実香、リンゴの花やアカシアの花などの花の香り、ヴァーベナのハーブ香が均等なバランスで感じられる。口に含むと、香りの爽やかさと打って変わって非常にパワフルで、予期せぬ果実味の強さに一口目は圧倒されてしまった。甘味もそれなりにあり、香りでは感じなかったロースト感もわずかに出てきてコク系といってよい味わい。後半からはミネラル感がぐっと伸びてきて永遠に続くかのように長い余韻をもたらす。また、余韻にはかなり控えめなロースト感のカラメルも感じられる。個性的で早飲みにも適した素晴らしいワイン。金額もそこそこなのでクオリティは相応といったところ。

ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネライア
Poggio alle Gazze dell'Ornellaia
ポッジョ・アッレ・ガッツェ・デル・オルネライアは、オルネライアがイタリアのボルゲリ地区で造る白ワインで、オルネライア特有の「ミクロクリマによる地中海のエレガントスタイル」をコンセプトにしたワインです。ソーヴィニヨン・ブランを主体とし、ヴィオニエやヴェルメンティーノなどもブレンドされますが、セパージュはヴィンテージごとに異なります。手摘みで早朝に収穫後、すぐに冷却することによって、ブドウのアロマを保ち、入念に選果して全房のままゆっくりと圧搾。発酵と熟成は、樽、ステンレスタンク、コンクリートタンクを区画ごとに使い分け、22度以下で発酵を進め、マロラクティック発酵は行いません。その後、澱とともに6ヶ月熟成し、最終ブレンド後、さらに12ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされます。こうして造られたワインは、地中海のテロワールを見事に表現した、熟した果実の香りとしっかりとした骨格を感じられるワインに仕上がります。
8,800 円~
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アロマチャート
アロマの詳細

柑橘系果実

寒冷地の果実

温暖地の果実

トロピカルフルーツ

加工・ドライフルーツ

花

発酵・乳製品

ミネラル

蜜

樹木

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2018年
評価日:2023年01月28日