
カーセ・ヴィア・シラー
Case Via Syrah
フォントディは、キャンティ・クラシコ地区の中心パンツァーノ・イン・キャンティに位置し、1968年からマネッティ家が所有するワイナリーです。パンツァーノは「コンカドーロ(黄金の盆地)」と呼ばれる円形劇場のような地形をしており、温暖で乾燥したミクロクリマが、何世紀にもわたり高級ワイン産地としての名声の礎となっています。フォントディは130ヘクタールにわたりオーガニック認証を取得し、化学物質を一切使用しない栽培を実践しています。初代オーナーの親族であるマルコとジョヴァンニがワイナリーを共同運営し、「ミスター・サンジョヴェーゼ」と呼ばれる醸造家フランコ・ベルナベイ氏と共に高品質なワインを生み出し続けています。サンジョヴェーゼ100%のキャンティの先駆者としても知られ、フラッグシップワイン「フラッチャネッロ」で大きな成功を収めました。フォントディのカーセ・ヴィア シラーは、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロが世界的に流行する中で、あえてシラーに挑戦したワインで、1995年にイタリアのワイン雑誌「ガンベロロッソ」で最高評価のトレビッキエーリを獲得して以来、高い評価を維持しています。コッリ・トスカーナ・チェントラーレIGTに属し、カーサ・ヴィアとペチッレの南向きの畑で栽培された有機栽培のシラー100%を使用しています。南西向きの畑の土壌は、石灰、粘土、片岩質です。醸造においては、ステンレスタンクで野生酵母を用いて3週間の自然発酵を行い、12ヶ月間のマセラシオンの後、アリエ産とトロンセ産の樽(新樽比率50%)で18ヶ月熟成されます。生産量は6000本と希少です。一般的にスパイシーなイメージのあるシラーですが、カーサ・ヴィア シラーは柔らかなニュアンスを持っています。濃厚なインクのような色合いで、ブラックベリー、プラム、白胡椒、ナツメグのアロマが特徴です。口に含むと柔らかくまろやかなアタックがあり、滑らかなタンニンが印象的です。ワイン単体でも楽しめる充実した味わいで、食事との相性も抜群です。トスカーナにおけるシラーの将来性を示唆するワインと言えるでしょう。
6,600 円~
生産者
タイプ
品種
シラー:100%
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