樽の効きがしっかりとあり、香りは複雑味もあって期待感があるがゆえに、味わいはやや伸びに欠け、尻すぼみな印象が少し残念。香りは、ブラックベリーなどの黒系寄りの濃い印象の果実香の他に、ハネデューメロンのような熟した南国系果実の香りもあって特徴的。他にも、バラやセージ、レザー、そして黒鉛の冷たいニュアンスもあってなかなかに複雑味がある。口に含むと、アタックは見た目や香りから期待するとおり強い果実味に迎えられるが、さっと引いていってしまいアタックからの落差を感じる。余韻にはバラのニュアンスが儚げに感じられる。グレートヴィンテージならブドウのポテンシャルがこの造りに見合いそうではある。

ジヴリ プルミエ・クリュ セルヴォワジーヌ
Givry 1er Cru Servoisine
ドメーヌ・ジョブロは、ブルゴーニュ南のコート・シャロネーズ地区にあるジヴリ村を代表するトップドメーヌです。14ヘクタールの所有畑はすべてジヴリにあり、その中にはセルヴォワジーヌを含む複数の1級畑が含まれます。現在ドメーヌを率いるのは、醸造学を修めたジュリエット・ジョブロ氏。彼女はDRCや南アフリカでの研修を経て、2012年からドメーヌの管理と醸造を担当しています。ジョブロの特徴は、ジヴリでは珍しいほど高い新樽率で、白ワインで45%、赤ワインで60%という割合で新樽を使用しています。これは、凝縮感のあるブドウを収穫することで可能となる、ジョブロのこだわりです。「豊かな果実味、余韻の長さ、複雑さ」を追求するジョブロのワインは、赤白ともに力強く密度の高いスタイルが魅力です。セルヴォワジーヌは、セリエ・オー・モワンヌに隣接する南向きの1級畑で、ジョブロは約2.8ヘクタールの区画を所有しています。石灰粘土質土壌で育つ平均樹齢30年のブドウを手摘みで収穫し、自生酵母を用いて醸造。新樽率60%の木樽で12ヶ月熟成されます。こうして生まれるセルヴォワジーヌは、色調、香り、味わいすべてにおいて凝縮感に溢れ、密度の高いベリー系の果実の香りにスモーキーなニュアンスが漂います。豊かな果実味とタンニンが溶け込んだリッチな味わいが魅力のワインです。
4,983 円~
生産地
タイプ
品種
ピノ・ノワール:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

温暖地の果実

黒系果実

花

フレッシュハーブ

土・森の下草

動物系
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2012年
評価日:2022年03月18日