樽がかなり効いていて香りから余韻までロースト感が強い。果実味の強さは5点満点の3.5点といったところで決して弱くないのだが、樽の強さには負けてしまっていて、アタックから果実味よりも焦げたニュアンスを感じる。ただ、全体的に完成度は高く、樽ガッツリのボルドーを飲みたいときなんかにはコスパは良いと思う。香りは、カシスやレッドチェリーなどの明るめな印象の果実に、オーク、タール、ベイリーフ、黒胡椒など樽由来の重めな香り。味わいは、果実味、酸味、タンニンがそれぞれ強さ3.5くらいで、15年にしてはマイルドに感じ、ロースト感は強めだが思ったより飲み疲れない。まだ酸味には荒々しさがあり、タンニンも存在感があるので、もう数年寝かせたほうが楽しめそう。

シャトー・ベル・ヴュー
Château Belle-Vue
シャトー・ベル・ヴューは、フランス・ボルドー地方のオー・メドック地区に位置するシャトーです。隣接するマルゴー地区の格付けシャトーに匹敵するポテンシャルを秘めた土壌を持ち、クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルの認定を受けています。2002年に投資銀行家から転身したヴァンサン・ムリエ氏がオーナーとなり、高品質なボルドーワインの生産を目指して改革を行いました。ムリエ氏は、畑仕事に重きを置き、夏季剪定や収量制限によってブドウの完熟を追求しています。また、環境への配慮にも取り組み、除草剤を使用しないサステナブルな農法を実践し、フランス農業省から「HVE」の認証を取得しています。醸造面では、メドック格付けシャトーのコンサルタントも務めるヴァンサン・バチェ・ガブリエルセン氏を迎え、低温醸しで果実味とフレッシュさを引き出し、フランス産高級オーク樽で16ヶ月間熟成させることで、しなやかさと力強さを兼ね備えたフィネス溢れるワインを生み出しています。ムリエ氏の飽くなき探求心とテロワールのポテンシャルが融合したシャトー・ベル・ヴューは、オー・メドックの秘めたる実力を示す注目のシャトーです。
2,499 円~
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甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2015年
評価日:2021年04月20日