
ドンナ・マリア シラー
Donna Maria Syrah
ヴィーニャ・ファレルニアは、チリ最北端のエルキ・ヴァレーに位置するワイナリーです。1998年、エルキ・ヴァレー在住のアルド・オリヴィエ・グラモラと、イタリア・トレンティーノ出身の醸造家ジョルジオ・フレッサティによって設立されました。当時、エルキ・ヴァレーはピスコ用のブドウ産地として知られていましたが、フレッサティは2年間にわたる綿密な気候調査を経て、この地のワイン造りの可能性を見出しました。主要産地から遠く離れた地での挑戦は周囲から無謀とされましたが、彼らの情熱と技術によって、エルキ・ヴァレーは計り知れないポテンシャルを秘めたワイン産地へと変貌を遂げました。ドンナ・マリア シラーは、ワイナリーオーナーの母の名を冠したワインです。このワインの特徴は、一部のブドウにアパッシメント(陰干し)の手法を用いている点にあります。しかし、一般的なアパッシメントのように収穫後に陰干しするのではなく、乾燥したエルキ・ヴァレーの気候を利用し、樹上でブドウを自然乾燥させるというユニークな方法を採用しています。ブドウの40%を遅摘みし、樹上で部分的に乾燥させることで、凝縮感と複雑味が増し、ソフトなタンニンが生まれます。残りの60%は通常の時期に収穫したブドウを使用し、フレッシュな果実味も感じられます。醸造は、イタリア製のステンレスタンクで行われ、一部はフレンチオーク樽で約6ヶ月熟成されます。
1,593 円~
タイプ
品種
シラー:100%
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