10年熟成だがあまり熟成感はない。ただ、リュリーは酸味が強いイメージだが、コクはあり、まろやかになっている印象で飲みやすい。複雑味はないが、金額的にも手頃なワインとして親しみやすい。香りは、青リンゴの香り高く、洋梨や黄色い花、そして蜂蜜というほど濃くはないが蜜菓子のようなニュアンスもある。口に含むと、アタックからやはり酸味の強さは感じるが、甘味とまではいかないけれどもコクのある味わいでバランスが良い。余韻にかけては石を舐めているかのようなしっかりとしたミネラルが感じられるとともに、ロースト感が出てきて鼈甲飴のような風味も感じられる。

リュリー ラ・ショーム
Rully La Chaume
ジャン・イヴ・ドゥヴヴェイは、ブルゴーニュ地方のドゥミニー村を拠点とする勢いのある造り手です。1992年に自身のワイン造りを開始し、現在では7.6ヘクタールの自社畑を所有しています。畑はビオロジック栽培に転換済みで、環境に配慮したワイン造りを実践しています。リュリー ラ・ショームは、メルキュレとの境界に位置するリュリーの村名畑から造られる白ワインです。このワインは、ふくよかで芳醇なスタイルが特徴で、蜂蜜やパイナップルを思わせる香りや味わいが楽しめます。1~2年の瓶熟成でもその個性を存分に発揮します。ドゥヴヴェイのワインは、派手さはありませんが、バランスのとれた堅実な風味に仕上がっており、価格的にもお値打ちと評価されています。DRCのオベール・ド・ヴィレーヌやドメーヌ・ルフレーヴのアンヌ・クロード・ルフレーヴら大御所と並んで紹介されるなど、その実力は折り紙付きです。
4,125 円~
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ヴィンテージ:2012年
評価日:2022年05月26日