ヴィンテージの割には熟成感は弱くまだピーク手前だが、それでもリュリーらしい熟成に伴う甘味がしっかりとあり、樽の効きが強いのも相まってかなり甘味の強度は強く感じられる。これ以上熟成させると甘すぎると感じてしまうかも。香りは、トップノートは、ヘーゼルナッツやローストしたスパイスなど、樽香が前面に出ていて、ミドルノートから白桃やスイカズラ、アカシアの花の蜜など、甘やかな果実や花の香りがしっかりと感じられる。香りの時点では、少し熟して甘味が出てきた程度に思えたが、口に含むとアタックから甘味の印象が強く、酸味が控えめなことも相まって、辛口の範疇ながらその中でもかなり甘い部類に入る。ボディはミディアム程度で、粘性も無く、そのおかげでくどさはない。余韻も蜂蜜の甘味がしっかりとありつつ、グレープフルーツピールのニュアンスが爽やかな印象を与え、甘すぎない印象に和らげてくれる。

リュリー レ・ヴィルランジュ ブラン
Rully Les Villeranges Blanc
ドメーヌ・フェヴレは、1825年創業のブルゴーニュ、ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置く歴史あるグラン・メゾンです。7代目当主エルワン・フェヴレ氏が率いる現在は、自社畑120haから産出されるドメーヌもののワインが生産量の8割を占めるドメーヌ的グラン・メゾンとして知られています。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズに広大な畑を所有し、グラン・クリュやプルミエ・クリュも多数保有しています。ドメーヌ・フェヴレが手掛ける「リュリー レ・ヴィルランジュ ブラン」は、コート・シャロネーズのリュリー村に位置するメルキュレ村との境界に位置する区画のブドウから造られます。フェヴレはこの区画に3.4haの白ブドウ畑を所有し、1987年と1990年にシャルドネを植樹しました。リュリー レ・ヴィルランジュ ブランは、フレッシュで生き生きとした味わいが特徴のワインです。淡いイエローの色調で、洋梨やカリンなどのピュアな果実のアロマが広がります。口に含むと、果実味と心地よい酸味、そしてミネラル感が調和し、バランスの取れた味わいを生み出しています。
4,680 円~
生産地
タイプ
品種
シャルドネ:100%
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アロマチャート
アロマの詳細

温暖地の果実

花

ミネラル

蜜

ナッツ

スパイス
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2015年
評価日:2024年10月31日