コルクは短く緩く、微発泡と感じるくらいしっかりと発泡性があり、樽のトースト感も荒々しく、正直言って質の低いワインと言わざるをえない。香りは、まさにライムと言わんばかりに、果皮や葉まで感じられるような柑橘系の香りと、荒々しいベイクドスパイスの香りが半々に感じられる。二日目にはパイナップルやバナナのニュアンスも感じられた。口に含むと、アタックだけだがしっかりと泡が感じられる。香り同様にライムの酸味とベイクドスパイスのトースト感あるスパイシーさが半々に感じられる味わい。余韻は、ライムのピール感と樟脳のような独特なスパイシーさ、そしてわずかに焼けたゴムのようなやや不快なニュアンスも感じられてしまう。価格は低めだが、それでも質が追いついていない。

マコン・ヴィラージュ
Mâcon Villages
クロ・デ・ヴィーニュ・デュ・メイヌは、910年にクリュジーユに存在した記録が残る、長い歴史を持つワイナリーです。かつてはクリュニー修道院の修道士たちがブドウを栽培し、「モワンヌ(修道士)」のブドウ畑と呼ばれていました。1540年には「ヴィーニュ・デュ・モワンヌ」から「ヴィーニュ・デュ・メイヌ」へと名称が変わりました。畑にはクリュニー修道院の紋章が刻まれた標識が立てられ、現在もその一部が残っています。長らくクリュジーユ城の領主が所有していましたが、1952年にピエールとジャンヌ・ギヨ夫妻が取得し、以来5世代に渡って農家が所有していました。ピエール氏は当初から有機農法を採用し、化学物質、除草剤、殺虫剤、硫黄を使用せずにワイン造りを行いました。息子のアラン氏もその哲学を受け継ぎ、有機農業の普及に尽力。国家有機農業連盟(FNAB)の会長として、有機認証ロゴ「AB」の制定にも携わりました。1998年にはジュリアン氏が父の元で働き始め、ビオディナミ農法を導入。2001年にはワイナリーを引き継ぎ、所有する7ヘクタール全てをビオディナミ農法に転換しました。マコン・ヴィラージュは、シャルドネ種を使用し、石灰質粘土の土壌で栽培されたブドウから造られます。ブドウ樹の平均樹齢は25年から87年と幅広く、有機農法(ECOCERT認証)で栽培されています。剪定はギヨ・プーサール式を採用し、手摘みで収穫されます。醸造は、ゆっくりと圧搾したブドウを樽で発酵させ、12ヶ月間樽内で澱と共に熟成、その後6ヶ月間タンク内で澱とともに熟成させ、ドメーヌで瓶詰めします。
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シャルドネ:100%
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ヴィンテージ:2017年
評価日:2024年12月15日
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