セカンドとは思えないポテンシャルの高さを感じさせる一本。まだまだ若くタニックで、セカンドと言えど中期の熟成は必要とするタフなワイン。香りはトップノートに若々しさを感じさせるユーカリの青い香りがあり、ミドルノートはブルーベリージャムの非常に濃厚な果実香とエスプレッソやなめし革などの樽香、ラストノートは腐葉土やヨーグルトなど複雑味を感じさせる香り。口に含むと、アタックから強い酸味が印象的で、ロースト感やボディの厚さ、タンニンを和らげていて味わいの要になっている。果実味も濃厚で、樽由来の甘味もしっかり。それらも酸味のおかげでバランス良くまとまっている。タンニンは酸味のおかげて最初こそ溶け込んでいるかのように感じられるが、二口目にはすでに隠しきれないほどのボリュームを感じさせ、収斂感もあって流石にまだ気になるレベル。余韻は、香り同様にユーカリの青さやエスプレッソのロースト感に加え、ヨーグルトのようなまろやかな酸が感じられる。

ヴィラ・ドン・マキシミアーノ
Villa Don Maximiano
エラスリスは、1870年にドン・マキシミアーノ・エラスリスによって創立された、チリ最高峰と評されるワイナリーです。創業者がその卓越したテロワールを見抜いたアコンカグア・ヴァレーに本拠地を置き、冷涼な気候を生かして凝縮感とエレガンスを両立したワインを造り出しています。2004年のベルリン・テイスティングでは、フランスの著名シャトーを抑えて勝利し、チリワインの歴史を塗り替える快挙を成し遂げました。ヴィラ・ドン・マキシミアーノは、ワイナリーのアイコンワイン「ドン・マキシミアーノ・ファウンダーズ・リザーブ」のセカンドワインです。ボルドー品種と地中海品種をブレンドし、フレンチオーク樽で22ヶ月間熟成されます。その際、新樽を50%使用する一方で、30%はシュトッキンガー社製の大樽を用いることで、ワインに複雑味と現代的な個性を与えています。スミレやブルーベリーの凝縮した香りを持ち、味わいはフレッシュな果実味とシルキーで繊細なタンニンが特徴です。優れた熟成ポテンシャルを秘めた、エレガントなスタイルに仕上げられています。
在庫なし
生産者
生産地
タイプ
あなたの評価
テイスティングノート
1件の評価を集計
アロマチャート
アロマの詳細

加工・ドライフルーツ

植物・野菜

発酵・乳製品

土・森の下草

動物系

焦げ臭
味わい
ボディ
果実味
甘味
酸味
渋味
余韻の
長さ
余韻のテイスト
ユーザーコメント

¥.$.
ヴィンテージ:2018年
評価日:2025年06月24日
購入する
在庫がありません